ティーサーバーを導入すれば従業員に対する福利厚生になり、士気も上がるのはよくわかるけれど何か問題が生じることはないのかと悩む人もいるでしょう。サーバーをレンタルすれば初期費用もあまりかからず、メンテナンスなども任せられるので便利です。
ただ、使っているシーンを想像すると茶殻のゴミがたくさん出てしまって処分に困るのではないかという懸念が生まれることもあります。このようなゴミを出さずに使用できるサーバーは存在しているのでしょうか。
顆粒タイプを使うものなら茶殻は出ない
茶殻が出てしまうのは茶葉からお茶や紅茶などを抽出しているからであり、茶葉を使うティーサーバーの場合には茶殻が出てしまうことは避けられません。しかし、ゴミが出てしまうのが大きな問題になることに留意してティーサーバーの開発も進められてきました。
現在では顆粒タイプのお茶を使って淹れられる仕組みになっているサーバーも多数あります。基本的にはインスタントティーやインスタントコーヒーと同じ原理でお茶を淹れられるようになっています。顆粒を自動的にコップの中に入れて、お湯を注ぐことでお茶が入るというのが基本的な仕組みです。
レンタルでも提供している業者が増えてきているので簡単に導入することができます。使用するサーバーや契約先の業者によって淹れられるお茶のバリエーションにも違いがあり、10種類以上も一つのサーバーで淹れられるものもあります。ただ茶殻のゴミが出ないだけでなく、簡便にいろいろな種類のお茶を飲めるようにできるという点で優れていると言えるでしょう。
顆粒タイプでも美味しく淹れられるのか
インスタントティーやインスタントコーヒーのようなものだと聞くと、顆粒タイプのお茶は茶葉を使って淹れるのに比べると美味しくないのではないかと懸念する人もいます。確かに一昔前はインスタントで淹れたお茶もコーヒーもあまり美味しくないことがありました。
しかし、技術開発と品質改良が急速に進められてきたお陰で美味しいお茶が顆粒タイプでも飲めるようになってきています。美味しさや風味を閉じ込めるための顆粒化製法なども開発されて実用化が進められているので、イメージを良い意味で覆してくれるようなお茶を淹れられる場合が多いのが現状です。
また、お茶の濃さも自由に変更できるティーサーバーも登場しているので、自分好みのお茶を淹れやすくなりました。多くの従業員がいる現場でサーバーを導入するときには特に魅力が大きく、従業員一人一人が自分の好みのお茶を淹れられれば満足度も高まります。濃さの調節のしやすさは顆粒タイプだからこそのメリットなので導入する価値は高いでしょう。
茶葉を使う機種でも引き取ってもらえるサービスもある
どうしても茶葉で淹れたお茶を飲めるティーサーバーを選びたいというときにも茶殻の問題は克服することが可能です。ゴミとして処分するのに手間やコストがかかるのが悩みなのは業者としても理解していることです。
そのため、サーバーの利用によって出た茶殻を引き取ってもらえるサービスのある業者も出てきました。茶葉の交換を自動でできる機種も、手動でおこなう機種もありますが、どちらの場合にも溜まっている茶殻を定期的に回収してもらえるのです。
茶殻が出てしまうのはティーサーバーの問題点として捉えられがちでした。しかし、顆粒タイプのティーサーバーであれば茶葉を使用しないので問題がありません。顆粒タイプのお茶も品質が向上してきているので美味しく飲めるようになっています。
さらに、顆粒タイプのティーサーバーなら濃さの調節をしやすいので従業員がそれぞれの好みに合わせて淹れられる魅力があります。また、茶葉をどうしても使いたい場合にも茶殻を回収してくれるサービスを利用できるので導入の際には検討してみましょう。