近年、健康によい飲み物として人気の梅昆布茶は「カロリーが低い」「アンチエイジング効果がある」「ダイエットにもつながる」とよい効能がたくさんあります。日本で昔から親しまれている「梅」「昆布」は、健康に優れた食材です。ここでは、その健康効果を二重に期待することができる梅昆布茶の具体的な効果について説明いたします。
そもそも梅昆布茶とは
梅昆布茶とは、端的にいうと「昆布茶に梅を混ぜた飲み物」です。そもそも昆布茶とは、日本で昔から親しまれてきた、乾燥昆布を刻んだもの、もしくは粉末にしたものをお湯で溶いたお茶のことを指しています。その昆布茶のなかには、ただ溶かしたものだけでなく、塩を混ぜたものやあられを浮かべるもの、別のお茶を少し入れたものなどのバリエーションがあります。梅昆布茶はそういった昆布茶のバリエーションのひとつとして、昔からよく飲まれてきました。
その梅昆布茶が最近、改めて注目されているのです。梅昆布茶は、実は江戸時代から愛飲されています。愛飲されてきた背景には、もちろんその美味しさもあるでしょうが、食中毒予防や保存食として優れているから、という理由も見逃せません。江戸時代から、人々は「福茶」という形で、梅に熱い茶を注ぎ飲んでいました。そのとき昆布を混ぜ、梅昆布茶とすることも多かったそうです。梅昆布茶には、梅、昆布両方の良い成分が入っています。
具体的には「カルシウム」「鉄」「ナトリウム」「グルタミン酸」「アルギン酸」「クエン酸」「タンパク質」「ビタミンA・B1・B2・C」などの、健康に良い成分がたくさん入っているのです。年齢の高い人の飲み物、というイメージもあった梅昆布茶ですが、年配の方だけでなく、若い世代にとっても梅昆布茶を飲むことは、いい効能が多く認められます。
梅昆布茶を飲むことで期待できる効果・効能
低カロリーで健康にもよいとされる梅昆布茶には、ざっとあげるだけでも「ダイエット」「新陳代謝の促進」「便秘の改善」「疲労回復、疲れの予防」「食欲の増進」「健康の維持」「鉄、カルシウムの吸収促進」「肝機能の向上」「殺菌作用」「アンチエイジング」といった効能があります。「梅昆布茶を飲むだけで、本当にそんなたくさんの効果があるの?」「ちょっと怪しいのでは」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、昔から「梅」や「昆布」が愛されてきているのには訳があります。それぞれの良い成分のいいとこ取りのできる梅昆布茶だからこそ、上記のような効能が期待できるのです。
ダイエットやアンチエイジングにおすすめ
梅昆布茶の効能のなかでもとくに嬉しいのが「ダイエット」や「アンチエイジング」に効果がある、ということです。どちらも、昔から現代まで多くの女性が悩まされている、悩みの代表的なものといえるでしょう。「間食すると太ってしまうけど、なにか口にいれたい」「年々しみやシワが増えてきている気がして、それに対処したい」といったような悩みに対して、梅昆布茶にどのような効能があるのか、お伝えします。
まず、何よりのメリットは「カロリーが低い」という特徴です。カロリーが低いため、夜中などに「何か少し口に入れたいな」と思ったときに摂取しても、体重への影響はあまりありません。また、水溶性食物繊維が豊富なので、糖質・脂質の身体への吸収が促されるなどの効果もあります。
さらにコレステロールの上昇も予防してくれます。梅昆布茶のなかに含有されているアルギン酸などは、脂肪が身に付くことを防ぐ、体脂肪の消化を促進する、血糖値を減少させるといった効果があるといわれています。ゆえに、小腹が空いたときにもおすすめの低カロリーティーであるということがいえるでしょう。
一方「アンチエイジング」の観点からいうと、そのビタミンEやポリフェノールといった成分が魅力です。抗酸化作用があるので、しみやシワを予防するという効果を持っています。また、予防の観点からだけでなく、クエン酸などは新陳代謝促進の効果もあり、皮膚のターンオーバーを適切に保ってくれます。そうすることで、むくみや老廃物の排出などに効果があるといえるでしょう。
まとめ
ここまで、梅昆布茶について「そもそも梅昆布茶とは」「梅昆布茶を飲むことで期待できる効果・効能」「ダイエットやアンチエイジングにおすすめ」といった情報をお伝えしてきました。一昔前までは、おばあちゃんやおじいちゃんが飲むもの、というイメージが強かった梅昆布茶。近年はその優れた健康効果、ダイエット効果が注目を集めています。ぜひあなたも一度試してみてはいかがでしょうか。