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日本で生産量一を誇る静岡茶とは?全国で愛される理由を解説!

公開日:2022/10/01  最終更新日:2022/09/28


静岡茶は、日本各地のお茶生産地の中でもとくに生産量が多いことで知られています。茶畑の面積も全国の約40%を占めている静岡では、県内20か所を超えるお茶の生産地があり、それぞれに特徴の異なった茶葉が生産されているのです。そこで今回は、静岡茶の魅力ととくに有名な静岡茶の種類や特徴についてまとめました。

静岡茶は日本三大銘茶のひとつ

全国で生産されているお茶の中でもとくに品質のよい3種類が「三大銘茶」と呼ばれています。「三大銘茶」には、静岡茶、京都府の宇治茶・埼玉県の狭山茶(もしくは鹿児島県の知覧茶)とされています。とくに静岡茶はお茶の生産量においても日本の三大産地の1つとされ、量・質ともに大変優れたお茶どころです。

また静岡茶には、ほかの「三大銘茶」とは大きく異なった特徴があります。それは、県内にあるお茶の産地がそれぞれに個性ある茶葉を生産している点で、ひとくちに静岡茶といっても、多種多様な味わいがあり、知れば知るほど魅力を感じるお茶なのです。

静岡茶の特徴

お茶の木は、寒さにはあまり強くないため、温暖な気候の静岡県は、とてもお茶の栽培に適していました。そのおかげで、県内の多くの場所でお茶が生産され、銘茶が生まれています。

やぶきた茶

静岡の代表的なお茶は「やぶきた」と呼ばれる茶の木で、明治時代に静岡で発見されました。「やぶきた」という品種は、今や静岡で生産されているお茶の約90%を、全国では約80%を占めています。

深蒸し茶

静岡茶のもう一つの大きな特徴は、そのほとんどが「深蒸し茶」ということです。茶葉を蒸す工程には、蒸し時間により「浅蒸し」「普通蒸し」「深蒸し」という3種類の呼び方があります。「浅蒸し」の茶葉は、濃い緑色で粉が少なく、お茶の色は薄い黄金色をしています。

それに対し「深蒸し」の茶葉は、黄色がかった濃い緑色で、粉が少なく、お茶の色は濃くて深い緑色です。淡白な味の「浅蒸し」茶に対し、濃くてうま味のあるのが「深蒸し」茶、その中間が「普通蒸し」茶となります。

また、深蒸し茶は粉のように砕けた茶葉も含まれているために、お茶の栄養を効率的に取ることができるというメリットがあり、健康面からも注目されているのです。

とくに有名な静岡茶の種類

県内に多くある産地の中で、とくに有名な静岡茶を紹介しましょう。

本山茶

本山茶は、静岡県中部を流れる安倍川・藁科(わらしな)川の上流で生産されている静岡で最古のお茶です。徳川家康も愛飲していたとされ、幕府の御用茶ともなっていました。「山の香り」とも呼ばれる爽やかな味わいとまろやかなうま味が特徴です。

掛川茶

静岡県中西部の肥沃な土壌に恵まれた掛川市で栽培されている掛川茶は、蒸し時間の長い「深蒸し茶」です。濃厚な味わいとコク、まろやかな甘みが特徴的なお茶で、本山茶・川根茶と並び「静岡三大地域ブランド茶」とされています。

川根茶

川根茶は、静岡県中部を流れる大井川上流の山間地が産地となっています。有機栽培が盛んに行われ、丁寧に手摘みされたお茶は、優しくて爽やかな香りとしっかりとしたうま味・甘みが特徴的です。

天竜茶

天竜川に近い山間部で栽培されている天竜茶も、手摘みされるものが多く、静岡茶には珍しく浅蒸しのお茶となっています。上品な香りとスッキリとしたうま味を特徴とし、古くから高級茶として知られています。

牧之原茶

徳川15代将軍・徳川慶喜の護衛として、駿府に移り住んだ武士たちは、明治政府によりその任を解かれてしまいました。彼らは武士の身分を捨て農民になることを決意、土地の農民でも見向きをしなかったほど荒廃していた牧之原大地を茶畑へと開墾しました。

苦労を重ね、失敗を繰り返しながらも、あきらめることなく挑戦した元武士たちのおかげで、牧之原茶は、今や静岡茶を代表するブランドとなりました。コクがありまろやかなうま味を特徴とする深蒸しの製法を生み出したのも、元武士たちの子孫だったといわれています。

まとめ

同じ静岡茶でありながら、さまざまな特徴を持つお茶が存在し、切磋琢磨している生産者たち。これが静岡茶をここまで有名に、そして人気を高めた要因ではないでしょうか。地域によるお茶の味わいを、あなたもぜひ楽しんでみてください。

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