暑い夏は、冷たい麦茶がとても美味しく感じられますね。麦茶は、とてもすっきりした飲み物なので、食事にも合います。麦茶と同じようによく飲まれることがあるのが緑茶ですが、どのような違いがあるのでしょうか。この記事では、麦茶とはどのようなお茶なのか、その特徴や緑茶との違いをお伝えします。
麦茶とは
麦茶の原料は、大麦の種子です。大麦の種子を焙煎したものを、水出しし、煮出して作るのが麦茶になります。麦茶は、ノンカフェインの飲み物としても知られていて、妊婦さんも安心して飲むことができます。水出しと煮出しは、栄養素的な違いはほぼありませんが、香りの成分を出したい場合は、煮出して飲むのがよいでしょう。麦茶に塩や砂糖をいれると、熱中症対策に役立つ麦茶が簡単に作れます。
麦茶は健康にいい
麦茶はとても健康にいい飲み物としても知られています。麦茶の健康効果についてまとめておきます。
ミネラルが豊富
麦茶の原料である大麦やハト麦には、ミネラルが豊富に含まれています。ナトリウムやカリウムなどを摂取できます。ミネラルは、身体の働きを手助けするために重要な成分です。ミネラルが不足してしまうと、身体の不調につながるので、しっかり補給しておきたい成分です。とくに運動するとミネラルも汗から流れ出ますので、運動時はミネラル補給できるドリンクをおすすめします。麦茶は運動中や運動後の水分補給にも最適です。
抗酸化作用もある
麦茶には、抗酸化作用があるといわれています。麦茶に含まれるカテコールやゲンチシン酸などのポリフェノールによって、身体の錆びを抑制してくれる効果が期待できるのです。若々しい身体を維持したい人にもおすすめの飲み物です。
血液サラサラ効果を期待できる
麦茶には、血液をサラサラにしてくれる成分も含まれています。麦の香ばしい香りは、アルキルピラジンと呼ばれる成分によるものですが、この成分に血液をサラサラにする効果があるとされています。実際に麦茶とミネラルウォーターを飲んだ人の血液を調べて、麦茶に血液サラサラ効果があることが確認されているので、脳梗塞予防としても麦茶はおすすめです。
胃の粘膜を保護してくれる
麦茶には、胃の粘膜を保護してくれる作用も期待できます。夏は胃の調子が悪くなってしまう人もいるでしょう。夏バテしやすい時期に胃を守ってあげるためにも麦茶はおすすめです。
虫歯予防も
麦茶は虫歯予防にもよいといわれています。その理由は、麦茶の原料である焙煎した麦には、虫歯の原因になる菌や微生物の繁殖をおさえる働きがあるといわれているからです。甘いものをよく食べるお子さんは、虫歯になってしまう可能性も高いので、麦茶を飲ませてあげて予防してください。
緑茶との違いはカフェイン
麦茶と同じように親しまれている飲み物として緑茶があります。麦茶と緑茶はどのような違いがあるのでしょうか。まず、原料が異なります。麦茶は、大麦やハトムギが原料となるお茶ですが、緑茶は茶葉が原料のお茶です。茶葉が原料ということもあり、緑茶にはカフェインが含まれています。
麦茶はノンカフェインのお茶なので、カフェインが気になる方にもおすすめです。カフェインは、妊婦さんやお子さんはできるだけ避けたほうがよいといわれているため、ご家族で飲めるお茶を探しているなら麦茶はおすすめです。
まとめ
麦茶の特徴や麦茶と緑茶の違いをお伝えしました。ノンカフェインで身体に優しくミネラル補給もできる麦茶は、暑い夏にとくにおすすめです。水出しできる麦茶なら、簡単に作ることができるので、毎日手軽に飲むことができるでしょう。水筒に入れて職場や学校に持って行くのにもおすすめです。