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抹茶ってどんなお茶?粉末緑茶との違いや成分・効能について解説!

公開日:2022/07/15  最終更新日:2022/07/01


抹茶と粉末緑茶、どちらも名前は聞いたことがあるし、どちらもパウダー状の粉末になっていて、色も同じように見えます。違うことは何となく分かるけど、でも実際どう違うのかと聞かれると、はっきり説明できない人が多いのではないでしょうか。こちらの記事ではそんな疑問に答えながら、抹茶の魅力をお伝えします。

そもそも抹茶とは

では、まずは抹茶から見ていきましょう。抹茶というと、茶道でお茶を立てるときに使うもの、スイーツでよく使われるものという印象ですが、いったいどんな原料でつくられているのでしょうか?

抹茶は碾茶(てんちゃ)と呼ばれる原料からつくられています。碾茶とは、2~3週間強い日差しをよけて育てた被覆栽培(ひふくさいばい)の茶の樹から生葉を収穫し、揉まずに蒸して乾燥させた茶葉です。それらを茶臼で挽いてパウダー状にします。さらに詳しくいうと、生葉を採取して乾燥させたあとに、茎や葉脈の部分をより分け、柔らかい葉肉の部分のみを使用するため、渋みが少なく、まろやかな旨味や甘みを感じる抹茶ができあがります。

粉末緑茶との違い

では粉末緑茶の原料はどうでしょうか?こちらは煎茶が使われています。煎茶とは、たくさん日光に浴びせて栽培した茶葉を蒸し、手で揉んで乾燥させ、余分なものを取り除いて伸び方のお茶に仕立てたものです。

さらに機械にかけてパウダー状にしたのが粉末緑茶です。煎茶はたくさん太陽を浴びているため、旨味成分のテアニンがカテキンへと変わり、抗酸化作用や体脂肪を減らす成分が豊富です。しかしその分、抹茶に比べ、旨味成分は少なくなります。

抹茶の成分と効能

現在抹茶は日本だけでなく、世界でも注目されています。その人気の理由として、茶葉を丸ごと粉にしているため、料理やスイーツ、ドリンクなど気軽に利用できるということもありますが、それ以外に美や健康をサポートする栄養豊富なスーパーフードとしても注目されています。抹茶を飲むことで以下の効果があるといわれているのです。

■カテキン

カテキンはポリフェノールの一種であり、そのためアンチエイジングにも有効です。体脂肪をよく燃焼し、脂肪の吸収も抑える働きがあり、また血糖値の上昇を抑える効果や活性酸素を除去する働きもあります。ほかにも抗ウイルス免疫力の向上、疲労回復の効能もあり、最近では新型コロナウイルスの不活化効果も実験により認められています。

■テアニン

抹茶には旨味成分の主なるものとしてアミノ酸の一種であるテアニンが豊富に含まれていますが、テアニンには副交感神経を活性化させる効果があるため、脳の興奮を抑えたり、身体の緊張をほぐしたり、神経をリラックスさせる効果があるといわれているのです。

■カフェイン

抹茶に含まれているカフェインは、コーヒーとほぼ同じ程度だといわれています。抹茶にはリラックスさせる効果もあるため、気持ちは落ち着きながらも、しっかり目を覚ましたいときに飲むとおすすめです。ただし飲みすぎは過剰摂取になるため、1日3杯ぐらいを目安に飲むとよいでしょう。

■ビタミン

抹茶は茶葉を丸ごと使っているため、ビタミン類の栄養も豊富です。ビタミンCには皮膚や粘膜の健康維持や抗酸化作用があり、また風邪予防にもなります。またビタミンA、E、Kも含んでおり、抗酸化作用、血液凝固の維持、美肌形成や潤い効果もあります。

■食物繊維

食物繊維は腸の活動を促進するため、便秘や腸内関係を整えるのに有効で、またがんや糖尿病、心筋梗塞の予防にも効果があるといわれているのです。

■βカロチン

βカロチンには強い抗酸化作用があり、また発ガンや腫瘍の抑制作用をもあるといわれています。

 

日々の生活に取り入れることで、抹茶は私たちの健康・栄養の両面で大いに活躍してくれそうです。また純粋に風味と旨味の面からも充分に楽しませてくれます。抹茶を新鮮なまま飲むためにも、できるだけ冷蔵庫で保管し、なるべく早く飲み切るようにしましょう。