ティーサーバーは手軽にさまざまな飲み物が楽しめることが魅力ですが、衛生面に不安を感じることもあるのではないのでしょうか?メーカーも定期的にメンテネンスはしてくれますが、自社でもお手入れは欠かさず行っておいた方が賢明です。そこで今回は、ティーサーバーのメンテナンス時の注意点などについて解説いたします。
職場にティーサーバーを導入する利点
職場にティーサーバーを導入するとどのような影響が考えられるのでしょうか?この項目では主なメリットについてそれぞれ解説します。
■リラックスの場所になる
ティーサーバー導入の1つ目のメリットは「リラックスできる場所になる」という点です。ティーサーバーはいつでも好きな飲み物が飲めますので、一息つきたい時はもちろん、気分転換にも最適です。
従業員も「今日は何を飲もうか」という楽しみができるため、息抜きの場所に非常に適しています。また、飲み物を飲みに多くの人が集まれば自然と会話も増え、コミュニケーションも活発になるメリットもあります。
■来客時に即対応できる
2つ目のメリットが「来客時に即対応できる点」です。お湯を沸かしてお茶を出す場合だと時間も手間もかかりますが、ティーサーバーならボタンを押すだけで即座に用意できます。
それに豊富な種類の中から選べますので、相手の好みに応じた飲み物を用意できる魅力もあります。とくに近年では新型コロナウイルスによる感染症対策として、お茶出しも湯飲みではなく、使い捨て可能な紙コップ式のティーサーバーの方が好まれる傾向です。
■その他のメリットについて
ティーサーバーの主なメリットは「リラックス場所になる」「来客時の対応が早い」の2点ですが、他にも「飲食店の行列回避につながる」「災害発生時の備蓄用にできる」といったメリットもあります。
ただ何より「外に飲み物を買いに行く手間が省ける」ことが大きな魅力ではないでしょうか?たとえば社員食堂を利用する理由についても、外に買いにいくのが面倒だからという理由が多いでしょう。
ティーサーバーが汚れる原因として考えられること
ティーサーバーの汚れの原因は主に「水垢」「茶渋」「コーヒー垢」の3つが考えられます。
「水垢」とは水道水に含まれるミネラルなどが固まったもので、水垢が溜まるとやがて白っぽい汚れに変化していきます。水垢は台所や風呂場といった水回りに多く見られ、ティーサーバーも同様に水を大量に使用するため、どうしても水垢が発生しがちです。ただ時間がそれほど経っていなければ簡単に落とせますので、こまめにお手入れを行っていれば問題ありません。
そして「茶渋」とはお茶に含まれるカテキンが水の中にある鉄や金属イオンと反応し、水に溶けない状態になった汚れのことで、「コーヒー垢」も同じくコーヒーに含まれるポリフェノールが水と反応することで、褐色に変化する汚れです。なお茶渋とコーヒー垢はメラミンスポンジや重曹で洗い落とすことができます。
他にも注ぎ口やトレイにカビが付着することも考えらますが、これも日々のお手入れを欠かさず行っておけば雑菌も繁殖せず、清潔感を保つことができます。
ティーサーバーのメンテナンス時に注意するべきポイント
ティーサーバーのメンテナンスは、面倒でもこまめにお手入れをしておくことが重要です。カビや水垢などの汚れは目には見えなくとも、実際は付着していることが多々あります。そのため、「キレイだから掃除はしなくてもよいか」と放置していると後で注ぎ口や受け皿の付近などに汚れが大きく溜まり、不衛生な状態になりかねません。また、濡れた手でお手入れすると感電する恐れがあるため、これも注意が必要です。
そしてティーサーバーの汚れの個所ですが、主に受け皿と注ぎ口に集中しています。そのため、この2点はこまめに清掃しておくとよいでしょう。受け皿は酸素系漂白剤を入れた熱湯に入れて放置し、注ぎ口はアルコールを含ませた布で拭き取ると、キレイに汚れが落とせます。また、パーツの取り外しが簡単にできるティーサーバーであればメンテナンスも行いやすいため、従業員の負担軽減にもつながります。
ティーサーバーは受け皿や注ぎ口に水垢や茶渋などの汚れが付着し、放置すればカビも発生する恐れもあります。清潔な状態を保つためにも、定期的なメンテナンスは欠かせません。汚れが小さければお湯で簡単に洗い落とせますが、汚れが大きくなると手間もかかるため、清掃はこまめにしておくとよいでしょう。また、お手入れが簡単にできるタイプを導入すれば従業員の労力も減らせるのでおすすめです。