ティーサーバーをレンタルするときには衛生面に気をつけることが大切です。雑菌が繁殖してしまってお腹を壊すなどの体調不良を起こしてしまっては問題になります。
サーバーを借りるときには衛生管理を重視している会社を選ぶのが重要なので、どんな点を考慮して選んだら良いかを知っておきましょう。
自動洗浄機能付きのサーバーを選ぼう
ティーサーバーの衛生管理をする上で重要な機能として挙げられるのが自動洗浄機能です。レンタル会社を選ぶ際には、ラインナップの中に自動洗浄機能付きのサーバーが含まれていることを確認しましょう。
この機能は何らかの原因で雑菌が混入したとしても繁殖を防止することができるのが特徴です。一般的な方法として熱湯による殺菌が行われています。サーバーの内部にある配管の中に熱湯を循環させることで定期的に殺菌を行う仕組みになっているのです。
お茶を淹れるときには必ずしも高温にするわけではないので殺菌性という意味ではあまり高くありません。また、何日も全く使わないことがあると、配管の中に雑菌がいたら繁殖してしまう可能性があるでしょう。
そのため、一日に数回程度、熱湯を通し衛生状態を向上させる仕組みがあった方が安心して使用できます。
自動洗浄機能だけでは十分ではない
自動洗浄機能付きのティーサーバーならいつでも衛生的に使えるから安心なのかというと、必ずしもそうだとは言い切れません。本当に安心して使える衛生状態を維持するためには、定期的に人の手でクリーニングをする必要があります。
例えば、熱湯を通せるのは加熱するポイントから先だけで、それより前の水がサーバー内に入るところから加熱するポイントまでは自動殺菌はできないのです。水道の蛇口との接続部分で雑菌が出てきたり、水のボトルを使うタイプの場合にはボトルの付け替えをしたときにボトルの口付近に雑菌が付着していたりするとサーバー内で菌が増えてしまう可能性があります。
また、お茶の出てくる口の付近で雑菌が増えてしまうリスクもあるでしょう。お茶を淹れるときに手で触れる可能性もあり、常に外気に触れているので空気中を漂っている雑菌が入り込むこともあります。
どちらのケースでも混入した菌が熱湯に触れるので死滅するから大丈夫だと考えるかもしれません。確かに雑菌は死ぬと考えられますが、雑菌が作る有害物質には熱に強いものも多く、それがお茶の中に残ってしまって体調を崩す原因になるリスクがあります。
そのため、水の入り口からお茶の出るところまで常に衛生的な状態を維持できるように手入れをする必要があるのです。
どのくらいのサービスが必要か
ティーサーバーのレンタル会社は定期的にサーバーをクリーニングしてくれるサービスを提供していることがあります。衛生的に使うためにはこのサービスを活用するのが賢明でしょう。
業者によってどのくらいのサービスをしてもらえるかは異なります。頻度の高いサービスを選ぶと毎日必ずクリーニングをしてもらうこともできますが、頻度が低い場合には年に一回しかクリーニングしないという形になっています。自動洗浄機能がなくても毎日クリーニングをしてもらえれば衛生的に使えるでしょう。
自動洗浄をしているなら毎日である必要はあまりないので、衛生管理をどれだけ充実させたいかに応じて週に1回、月に1回といった形で頻度を選ぶのが大切です。
ティーサーバーの衛生管理をする上で自動洗浄機能は役に立ちます。雑菌をサーバーの内部で雑菌を繁殖させないことができるからですが、水の入り口やお茶の出る口に近いところで雑菌が増えるリスクがないわけではありません。
そのため、定期的なクリーニングをレンタル会社にしてもらうのが安全策です。自動洗浄機能がなくても毎日クリーニングをしてもらえれば衛生的に使えます。
自動洗浄をしていれば毎日でなくても大丈夫と考えられるので、適宜頻度を減らしてクリーニングをしてもらいましょう。