今回の記事では、ティーサーバーとティーポットでお茶を入れた場合の、味の相違点等について紹介します。最近は多くの人がコーヒーを飲んでいますが、ほっと一息つきたい場合は、覚醒作用の強いコーヒーより、リラックス効果が高いお茶の方が向いていることがあります。ぜひこの機会に、お茶で優雅な日常を楽しんでみてはどうでしょうか。
ティーサーバーで淹れたお茶の特徴
まずは、ティーサーバーで入れたお茶の特徴について解説します。ティーサーバーは構造上、茶葉を押し出すことで紅茶の成分を摘出しています。ある程度、知名度があり、品質管理が整ったティーサーバーを使わないと、茶葉の苦みが強くでてしまう場合があります。
もっとも、適切なティーサーバーを使用して、蒸らす作業まで、抜かりなく調整できれば、しっかり香りが出て、芳醇な味で淹れることができます。茶葉の味をより抽出するためには、ジャンピングと呼ばれる茶葉の動きを促進しやすい形状のティーサーバーであれば、苦みがないすっきりとした味で味わうことも可能です。
なお、苦みを抑える方法として、あまり長く濾しすぎないことも重要になります。蒸らす工程が終わった後に、あまり長く成分を抽出しようとし過ぎると、茶葉に含まれる、苦み、雑味がより多く溶けだしてしまいます。苦みが強くでたお茶は、本来の香りが楽しめません。茶漉しの工程は、あまり時間をかけなくても問題ありません。
またティーサーバー自体は、小さいサイズの物もありますので、お一人でも優雅に紅茶の味を楽しむことができます。紅茶を入れる方法としてティーポッドもあるため、双方を検討して購入することをおすすめします。どちらを選んだとしてもおいしい紅茶が飲めます。
ティーポットで淹れたお茶の特徴
続いては、ティーポッドで淹れた場合のお茶の特徴について紹介します。ティーポッドの種類によっても、味は微妙に変化します。たとえば、陶器で作られているティーポッドを選んだ場合は、素材に含まれている金属の成分によって、お茶自体の味をよりまろやかに表現してくれます。
また、保温性にも優れているため、一定時間同じ温度の紅茶を楽しむことができます。ティーポッドの丸い形状は、茶葉の動きを活発にしますので、味や香りは、より芳醇に表現されます。茶葉のポテンシャルをより引き出したい場合は、動きが活発になりやすい形状のティーポッドを選ぶといいでしょう。安価な茶葉であっても、ティーポッドを使ってしっかり抽出してやれば、さらにおいしくなります。
またティーポッドでおいしい紅茶を入れるコツとして、作る量に適した用具を使うようにしましょう。使用する茶葉の量によって、適したサイズが用意されています。大きい容器で少量の紅茶を淹れようとすると、茶葉がしっかり動かず、本来の味をきちんと抽出することができなくなってしまいます。作る紅茶の量が来客人数などによって異なる場合は、それぞれ大きさの異なるものを用意しておくと、どんなシチュエーションでもおいしい紅茶を淹れることができます。
ティーサーバーとティーポットで淹れたお茶の違い
最後に、ティーサーバーとティーポット、それぞれで淹れたお茶の違いについて解説します。使用する用具によっても異なるため一概にはいえませんが、ティーサーバーで淹れたお茶はよりさっぱりしていて後味がすっきりしている印象になります。
一方、ティーポッドで淹れたお茶ですが、しっかり味を抽出した芳醇な味わいが特徴です。ただ、どちらか一方が優れているわけではないため、自身の味の好みで用具を選んでいただいて問題ありません。なお、どちらの用具を選んだとしても、淹れ方次第で味に変化をつけることは可能なので、そこまで心配する必要はありません。
まとめ
今回の記事では、お茶を楽しむ際に適している淹れ方や、用具の選び方について紹介しました。今回は購入ベースで紹介しましたが、いきなり道具を集めることに抵抗がある人もいるかと思います。そのような人は、ティーサーバーをレンタルしてお茶を試しに飲んでいることもできます。味には人それぞれ好みがあるため、お茶よりコーヒーの方が美味しいと感じる人は、それでもかまいません。少しでもお茶を気に入ってくれた人は、今回紹介した方法でお茶を楽しんでいただければ幸いです。