業務の中にお茶汲みが含まれるOLにとって、日々割り込み作業で発生するお茶汲みは悩みの種です。それが役割と決められているのなら仕方のないところといえますが、なし崩し的にやらされる場面も多く、どうしても面倒な扱いになってしまいます。その作業をいくらかでも簡略化するべく導入されるのがレンタルティーサーバーです。
ティーサーバーがない場合の作業
レンタルティーサーバーにも種類がありますが、一般的に使われているのは日本茶、緑茶のティーサーバーでしょう。ホット限定のもので、茶葉をセットしたらマシーンが自動的にお湯を沸かし、ボタンを押す事でお茶を入れてくれます。
たまにちょっとしたショッピングセンターや薬局などで見掛けるタイプのものですが、茶葉から入れるものに関してはそれなりに高級なため、オフィスが自社で使う方に適しているといえるでしょう。
これの利点はとにかく速さです。通常のお茶入れの場合、お湯を沸かして急須などを使わなければなりません。オフィスなら電気ポットが使われている事が多いので、電気ポットにお湯があればそれを使いますが、たまたま来客のタイミングで切らしていた場合は沸かす必要があります。
お湯を用意したら急須に茶葉をセットして、一杯ずつ入れていきます。緑茶の入れ方は少し面倒で、5杯なら5杯の湯飲みに少しずつ注いで行き、濃さを平均化させなければなりません。入れ終わったらお盆に乗せて、客だけでなく自社の担当者にも提供します。
ティーサーバーがお茶を入れるのにかかる時間
ティーサーバーを導入する事で、とにかく準備段階をすべて飛ばす事ができます。一度茶葉をセットしておけばしばらくは持ちますし、お湯を沸かすのも自動で行ってくれます。来客があった時にボタンを押すだけでお茶が出てくれる上に、濃さもマシーンに任せて一杯ずつ汲んでもらうだけです。
時間はそのマシーンにもよりますが、数秒から数十秒で済むため、少なくとも自分で、手作業で入れるよりは早くなります。イメージとしてはカップで売っている自動販売機の感じでしょうか。
また、湯飲みの場合は客が帰った後に洗う必要があります。会議に参加した人が洗ってくれるパターンはあまりなく、なんとなく頼まれる訳でもなくまた入れた人が片付けに行くというパターンが一般的です。
ここで紙コップを使っていた場合、捨てればいいだけなので非常に大きな時短効果が見込めます。来客に湯飲みがいいか紙コップがいいかなどの話はどちらでもマナー的に問題ないので、簡略化するには紙コップを使うとよいでしょう。
ティーサーバーがレンタルされている理由
ティーサーバーのサービスがレンタルで行われているのは、その方が合っているからです。これはコピー機にもいえる事ですが、消耗品の補充や定期的なメンテナンスが必要なマシーンのため、購入してしまうよりもレンタルの方が向いているのです。購入するには資金が必要で、会社とはいえ数十万もするマシーンを簡単には導入できません。
しかし社員の作業環境を向上させるには便利なものなので、レンタルでできるだけ安く導入するのです。レンタルならば契約更新のタイミングで最新機種にする事などもできますし、不測の事態でもサービス会社に対応してもらえます。
どうしても水を使う物は予想外の不具合が発生してしまい、素人がいろいろいじるよりもプロに見てもらう方が早いのです。そういった場合は無料で修理してもらえるパターンが多く、購入していた場合はそうも行かない事を考えると、レンタルに向いているからこそ流行っているのがレンタルティーサーバーだといえるのです。
もし会社を運営していたら、社員のために導入を考えるのがティーサーバーです。来客だけでなく業務中でも使えるため、お昼休みのお茶や気分転換にも使えます。いちいち急須で入れるなら買って来よう、と思う人も多いでしょうが、これだけ簡単なら飲んでみようという気持ちになるのです。