オフィスやサービスエリアなど、さまざまな施設で設置されているティーサーバー。ここでは、設置する目的や機能について紹介します。またお湯の温度設定ができることが大きなポイントですが、基準となる温度について解説します。
ティーサーバーには水とお湯の設定がある
ティーサーバーとは給茶機とも呼ばれていて、茶やコーヒーなどの飲み物を提供する機械のことを指します。これらはオフォスの給湯室や休憩室などに設置されていることが多いです。
ティーサーバーを設置する目的は、従業員に対する福利厚生として茶やコーヒーなどを提供することです。また来客に対するサービスとして、サービスエリアや病院などに設置されていることも多いです。一般的には無料で飲料を提供していますが、施設によっては有料に設定しているものもあります。
導入の際、購入することも可能ですが、コストを抑えるためにレンタル製品で対応するところも少なくありません。そしてサーバーには水が必要ですが、水道からホースなどを接続して供給するタイプと、サーバー内に備わっているタンクに水を入れてセットするタイプがあります。多くの製品では、お湯と水の機能が備わっています。お湯を冷まさないようにするため、保温機能が備わっています。
ところで、ティーサーバーで供給されるお湯の温度はどれ位なのかと疑問に感じる人がいます。これはメーカーによって設定は異なるようですが、一般的には数段階の温度設定ができる仕組みとなっています。
温度設定が可能なティーサーバー
もしティーサーバーで味や風味に変化をつけるならば、お湯の温度設定を変えると良いです。例えば多くのティーサーバーでは緑茶を供給していますが、お湯の温度を高くすることで、味を濃くしたり苦みを増したりすることができるといわれています。
ティーサーバーでは複数の温度設定調節ができますが、通常よりも1段階温度を下げることで、「きつい苦み」から「ソフトな苦み」に変化させることができるでしょう。一般的には4段階ほどの温度設定ができる製品が多いですが、各メーカーでは70~100℃くらいで調節できるような仕組みです。
お湯をぬるいと感じるのは、45℃前後といわれています。ちなみにお茶の適温というのは、フーと息を吹きかけて冷ましてから飲める状態を指します。そのため、70~100℃では熱いと感じますが、急いでお茶を飲みたいのであれば低めの温度に設定すると良いです。
お茶を飲む時間に余裕がある場合、温度を高く設定すると良いです。何故なら、高い温度のほうが味を濃くしたりお茶特有の苦みを出したりすることができるからです。
基準の温度は85℃くらいが目安
4段階の温度設定ができるティーサーバーでは、給水温度は20℃、抽出温度は70℃以上に設定されていることが多いです。一方冷水では、給水温25℃、抽出温度は10℃以下が一般的です。
ティーサーバーを初めて設置した場合、設定温度が85℃になっているケースが多いとされています。おそらく85℃が適温という基準になっているのかもしれません。
休憩中に飲むことが多いため、香りの良いお茶が提供されればリラクックス効果につながります。そのため、お茶の香りにこだわる場合、抽出温度がポイントになります。お湯にしっかり色や香りを出すためには、85℃くらいの設定が適しているかもしれません。もちろん好みよって調節可能であるため、段階的に試してみると良いかもしれません。
オフィスでは従業員に対する福利厚生目的、病院などでは来客に対するサービス目的で設置されているティーサーバー。提供するお茶に味や風味などを変化させたいならば、お湯の設定温度を変えると良いです。
一般的には4段階ほどの温度設定ができ、70~100℃くらいで温度調節できる製品が多いです。その中でも85℃は多くの製品で初期設定されている温度であり、これが適温であるといえます。もちろんこの温度を保つために、保温機能をもうけているのです。