届け物や商談などで取引先のオフィスを訪ねた時、コーヒーを出されて困ったことはありませんか。コーヒーは非常に高い香りを持つ一方、独特の苦みがあり好みが分かれる飲み物です。そこでおもてなしにはお茶を出しているという会社も多いでしょう。そんなお茶を効率的に準備できるティーサーバーについて、お茶の種類と合わせてご説明します。
お茶を淹れるのは案外大変
カップに入れてお湯を注ぐだけでお茶が飲めるティーバッグはたくさんあります。オフィスの休憩室にポットと共に常備しているという場合、休憩する時にそのままお湯を注いでお茶を楽しんでいるという方は少なくないでしょう。ところが、お茶の種類によって最適なお湯の温度は異なっており、日本茶と紅茶以外にも玉露とほうじ茶の様に、種類が異なると適温が違ってきます。
一般的に紅茶は90度以上で香りと渋みを引き出すのが良いとされ、渋みを抑えるのであれば、やや低い80度程度が適温です。日本茶は更に種類が多く、家庭でも一般的なほうじ茶は紅茶同様熱いお湯で香りを出すのが良いとされますが、おもてなしとして出すことの多い玉露は60度という低温が最適といわれています。
電気ポットの設定によって温度を変えることもできますが、冷ますのに時間がかかったり、水道水を使う場合にはカルキ臭が残ってしまったりするなど、おいしいお茶を淹れることは難しいのです。
ティーサーバーは忙しいオフィスの味方
お茶の種類によってお湯の適温が違います。濃い目が好きな人や温かめが良い人など、好みも分かれるお茶を効率的に準備したいと考えるのであれば、ティーサーバーの導入を検討するべきです。ティーサーバーはコーヒーサーバーと同様に、ワンタッチでお茶を淹れることのできる機械で、温度や抽出濃度を調整できる機種もあります。
朝礼や会議の時にお茶を出すことが慣例になっている場合や、社員が飲む他にも来客が頻繁な場合などは、急須の手入れや茶葉の処理といった手間を省く上で役立ちます。
また、人の手が触れる工程も急須で入れるより少なくなるので、衛生的に飲み物を準備したい場合にも導入を検討したい道具でしょう。このように繊細な飲み物を素早く準備できるティーサーバーは高額に思われますが、レンタルで使用することも可能です。レンタルなら専用のお茶を購入できる場合もあり、茶葉選びの手間も省けます。
レンタルできるティーサーバーは茶葉でも淹れられる
早く衛生的にお茶の準備ができるティーサーバーですが、機種によっては自分で選んだ茶葉を使うことも可能です。茶葉の量や抽出時間を設定できる機種であれば、濃度を調節することもできます。ティーサーバーなら使い終わった茶葉の処理も自動で行われるため、メンテナンスは一括して行うことができ、お茶パックを使うコストや急須を洗う手間を省くことが可能です。
ただし、レンタルできるティーサーバーで使用されるのは専用の粉末茶であることが多く、茶殻の処理が不要で1台のティーサーバーから複数の飲み物を提供できるメリットにも留意したい点でしょう。
茶葉から粉末茶に切り替えるかどうか、ティーサーバーの導入と同時に考えたいものです。しかしながら、添加物を使わない茶葉にこだわりがある場合などは、茶葉で淹れられるタイプのティーサーバーを導入して手間を省きつつ、従来どおりのお茶の提供を続けることができます。
お茶は淹れるのに手間のかかる飲み物ですが、ティーサーバーを使うことでより手軽かつ効率的にお茶を楽しむことが可能になります。機種によっては自分で選んだ茶葉でお茶を淹れることもできますし、お湯だけでも出せる機種であれば電気ポットよりも効率的です。ぜひティーサーバーのメリットを検討し、レンタルなどで使ってみましょう。