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日本を代表するブランド茶のひとつ!宇治茶の魅力をご紹介!

公開日:2022/10/15  最終更新日:2022/09/28


宇治茶は、日本だけでなく世界にもその名が知られ、日本三大銘茶の1つにも数えられているお茶のブランドです。歴史的にもお茶とのつながりが深い京都、そして宇治で育った宇治茶にはどのような魅力があるのでしょうか。今回は宇治茶について、その定義や特徴、宇治茶がこんなにも親しまれている理由などを紹介します。

宇治茶は日本三大銘茶のひとつ

日本では、昔からお茶とのなじみが深く、日本各地には品質のよい多くのお茶ブランドが存在しています。その中でもとくに優れたお茶とされる三大銘茶と呼ばれています。

日本三大銘茶

日本三大銘茶とされているブランド茶は、京都府の宇治茶・静岡県の静岡茶・埼玉県の狭山茶(もしくは鹿児島県の知覧茶)とされています。どのブランドも高い品質を誇り、それぞれに魅力あるお茶となっていますが、とくに宇治茶は、厳しい定義のもと、品質を守っているブランドとなっています。

宇治茶の特徴

宇治茶は、その名が示す通り、京都南部の宇治周辺が生産地の中心となっていますが、実は宇治周辺で生産されているお茶がすべて宇治茶を名乗っているわけではありません。宇治茶には、明確な定義があるのです。

宇治茶の定義

2004年に京都府茶業会議所は、宇治茶の定義を次のように定めました。

「宇治茶は、歴史・文化・地理・気象等総合的な見地に鑑み、宇治茶として、ともに発展してきた当該産地である京都・奈良・滋賀・三重の四府県産茶で、京都府内業者が府内で仕上加工したものである。ただし、京都府産を優先するものとする。」

宇治茶は、京都府内において、京都の職人の手により製造加工されたお茶であり、茶葉は、京都府・奈良県・滋賀県・三重県で栽培されたものに限るということになっているのです。これらの厳しい定義により、歴史ある宇治茶のブランドと高い品質が守られてきました。

宇治茶の味わい

宇治茶の種類には、玉露・抹茶・煎茶・番茶・茎茶などがあります。日本茶として一般的に飲まれている煎茶は、渋みと甘みのバランスがよく、若葉のほのかな香りを感じる上品な味わいとなっています。京都独特の「京番茶」は、強めに炒って作られており、ほかの番茶と較べて香ばしさが強く感じられるお茶です。

お茶の中でも高級茶とされている玉露は、全国的にも高い評価を受けており、濃厚な旨味が宇治玉露の特徴となっています。玉露と並んで、宇治茶の代名詞ともなっているのが、抹茶です。鮮やかな緑と深みのある旨味とコクが上品な味わいを生み出す抹茶は、京都の歴史と相まって、海外の方にも人気の高いお茶となっています。

宇治茶が日本全国で親しまれている理由

宇治茶がこれほど全国で親しまれているのは、やはり古都・京都という土地柄のおかげではないでしょうか。お茶の歴史・京都の文化・気候などが、宇治茶の人気を高めている大きな理由なのです。

緑茶発祥の地

鎌倉時代初め、建仁寺の栄西禅師が、宋よりお茶の種を持ち帰ってきたことから、宇治茶の歴史は始まりました。栄西禅師は、お茶の種を京都の栂尾(とがのお)高山寺にいた弟子の明恵上人(みょうえしょうにん)に託します。明恵上人は栂尾でお茶を栽培し、その後茶の木と栽培法を宇治へ伝えました。

江戸時代中期になり、宇治の永谷宗圓が「青製煎茶製法(宇治製法)」を生み出します。新しい製法により、それまでは黒っぽい色だった煎茶が、美しい緑色になりました。美味しい煎茶文化を生み出した永谷宗圓は現在では「日本煎茶の祖」と呼ばれ、宇治は日本の緑茶発祥の地となったのです。

京都の茶文化

室町時代から戦国時代にかけて、千利休や弟子の古田織部らにより確立された茶の湯は、有力大名や公家の間で大いに流行し、そのお茶の文化になったのが宇治茶でした。やがてお茶の文化は、豪商たち、庶民へと広がりました。そして、今も宇治茶が多くの人に飲まれ続けているのです。

お茶の栽培に適した気候

宇治茶の主要な産地であり宇治田原周辺は、年間雨量や気温などお茶の栽培に適した条件にぴったりと合っており、また昼夜の寒暖差が大きいこともお茶の品質を高める要因となっています。茶葉の栽培地として最高の気候であることも、宇治茶の名を全国に広めた理由の1つなのです。

まとめ

今回は、宇治茶について、その魅力や人気の秘密についてお話ししました。宇治茶は高いブランド力と高品質を誇る日本を代表するお茶です。宇治茶の素晴らしさは、味わいだけにとどまらず、歴史の深さにもあります。宇治茶をお飲みになるときは、宇治茶の歴史や京都のお茶文化に思いを馳せながら楽しんでみてください。そこにはきっと素敵な時間が待っているはずです。

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