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親子番茶ってどんなお茶?一般的な番茶との違いや飲み方をご紹介!

公開日:2023/07/01  最終更新日:2023/05/19


親子番茶とは、新芽を摘み取った後に生えてきた芽と成長した葉を合わせて収穫し、加工したお茶のことを指します。芽と葉が合わさっているため甘味と苦味、うまみと渋みをバランスよく感じられるのが特徴です。本記事では親子番茶の詳しい解説と、番茶の美味しい淹れ方を解説します。ぜひ参考にしてください。

親子番茶とは

親子番茶を紹介する前に、そもそも番茶とはどんなものか解説します。

そもそも番茶とは

番茶とは新芽が育ち、硬くなった葉を使ってつくられます。番茶は香りと渋みを味わうお茶です。番茶の製法はいくつかあり、焙じ具合によって煎茶のようになったり、ほうじ茶のようになったりします。番茶で有名なものは京都県の京番茶や徳島県の阿波番茶、岡山県の美作番茶などです。京番茶は焙じて作るタイプの番茶で、スモーキーな香りに定評があります。徳島県の阿波番茶は枝ごと取った茶葉をゆでて、桶のなかで乳酸菌発酵させ、天日干ししてつくられます。

このように製法がほかの番茶と違うため、阿波番茶は「晩茶」と表記されることもあります。最後に美作番茶です。この番茶は枝ごと切った茶葉を煮て、天日干しをして作られます。ほのかな酸味とスッキリとした風味が特徴のお茶です。

では親子番茶とは

親子番茶の由来は「使う葉」にあります。先ほどお伝えした通り番茶は成長して硬くなった葉を使います。この成長した葉を「親」そして残り芽を「子」に見立てて、合わせて摘み取ると親子番茶になるわけです。番茶にはポリサッカライドという成分が含まれており、この成分は血糖降下作用があるとされています。

そのため食後の血糖値を抑えるために食前や食後に飲むとインスリンの分泌が抑えられ、脂肪がつきにくくなるでしょう。しかしポリサッカライドは熱に弱いため、冷茶で入れる必要があります。最後に冷たい番茶の入れ方も解説しているので興味のある方は淹れてみてください。

親子番茶の味わい

成長しきった親葉にはカテキンが多いため渋みが強く、たいして残り芽にはうまみ成分のテアニンが多く含まれ、柔らかな甘味が感じられます。

熱湯で淹れる番茶

番茶は温かくで淹れる場合と、冷たく淹れる場合の2種類があります。ここでは温かい淹れ方を解説します。

・急須に茶葉とお湯を入れる

茶葉の量は1人2~3g程度です。茶さじがある場合はすりきり一杯で2g程度になります。人数に応じて急須に茶葉を入れましょう。いれたらポットで沸かしたお湯をそのまま急須に入れます。お湯の目安は1人当たり120ml~130mlです。

・抽出

番茶の抽出時間は30秒程度です。揺らしたりせず待ちましょう。

・注ぎ分ける

30秒経ったら湯呑に注ぎ分けます。このとき廻し注ぎという方法を使うと量と濃さを均等にできます。3つ湯呑があった場合で説明すると「右→真ん中→左→左→真ん中→右」の順番になります。最後の一滴まで注ぎきることが大切です。

冷たく入れる番茶

次は冷たく入れる番茶の入れ方を紹介します。ここではポリサッカライドを極力引き出す入れ方を紹介するので脂肪燃焼や糖尿病予防を狙いたい方はぜひ真似してみてください。

・冷たい番茶の入れ方

冷たいお茶の茶葉の量は1人分の2~3gでは風味が薄くなるため、2人分の4~6gを目安に急須に入れましょう。茶葉を入れたら次はお水を120ml×人数分急須に入れます。そして冷たい番茶の抽出時間は5分です。揺らさずゆっくり待ちましょう。抽出できたら一度容器に移します。

次は80℃の湯を「240ml×人数分」用意し、先ほどの急須に注ぎます。この時の抽出時間は30秒です。抽出できたら先ほどの容器にまた注ぎます。そして最後は氷をいれたコップに注ぎいれて完成です。

まとめ

本記事では親子番茶はどのようなものかと、番茶の美味しい淹れ方を解説しました。親子番茶はクセが少なく、どんな方でも美味しく飲めるでしょう。お茶菓子との相性もよいのでホッと一息つくときにも最適です。また5月の中旬から終わり頃に収穫され販売されるため、夏の時期に冷たく淹れて飲むのもよいでしょう。いろいろな淹れ方を試して親子番茶を楽しんでみてください。