ティーサーバーとウォーターサーバーの違いを知っていますか?お茶が出てくるのがティーサーバー?水だけ出るのがウォーターサーバー?なんとなくイメージはできるけれど、きちんと説明できるほどの違いはわからない…。この記事ではそのような人のために、ティーサーバーとウォーターサーバーを比較して、コスパや使い勝手を紹介します。
ティーサーバーとは
いつでも飲みたい時に、数種類のお茶を淹れられるサーバー(給茶機)のことです。お茶だけでなく、水やお湯も飲めます。あらかじめティーサーバーに茶葉をセットしておけば、必要な時にすぐ、淹れたてのお茶を飲める器具です。
「お湯を沸かす」「茶葉を用意してお茶を淹れる」「茶葉の片づけをする」など、複数の手間を短縮できるので、飲食店や病院などの他、オフィスに設置する企業も増えています。自分が飲みたい時に簡単に淹れることができるうえ、お茶の種類も複数から選べるティーサーバーは、仕事中のリフレッシュにも向いているでしょう。
ティーサーバーとウォーターサーバーの違い
ティーサーバーは、数種類のお茶と温冷水が出る「給茶機」です。ウォーターサーバーとは、水とお湯が出る「給水機」という違いがあります。
■給水の方法
給水方法はどちらのサーバーも3種類あり、タンクタイプ、ボトルタイプ、水道直結タイプが挙げられます。使い切りの水タンクを交換するタイプ、ボトルに自分で水道水を補充して使うタイプ、工事は必須ながら水の補給が楽な水道直結タイプがあるので、用途に合わせて選びましょう。
■排水の方法
ウォーターサーバーは排水不要ですが、ティーサーバーは排水機能が必須です。排水をタンクに溜めるタイプは、好きな場所にティーサーバーを置けます。排水タンクが満杯になるとティーサーバーがストップするように設計されているので、タンクから水が溢れる心配はありません。排水溝直結タイプは設置工事が必要なうえ、排水溝の位置からティーサーバーを動かせませんが、溜まったタンクの水を捨てる必要がないため、日々の手入れが楽になります。
■メンテナンスの頻度
ウォーターサーバーは、セルフメンテナンス機能がついているものが主流で、メンテナンス不要のサーバーもあります。1~2年ごとの定期検査を必要とするメーカーもあるようです。
ティーサーバーは、専門スタッフによる定期メンテナンスが必要です。頻度は月1回~年2回とさまざまなので、ティーサーバーを選ぶときのポイントとなるでしょう。メンテナンス料は、月額料金に含むメーカーが多いようです。
コスパはどっちがよい?
ティーサーバーとウォーターサーバーの平均月額料金を比較すると、ウォーターサーバーは3,000円~、ティーサーバーは5,000円~となり、ウォーターサーバーのほうがコストパフォーマンスに優れているといえそうです。
ただし「お茶を飲む」前提ならば、ウォーターサーバーの月額料金+茶葉のコスト+お茶を淹れる手間を考えると、ティーサーバーのコスパがウォーターサーバーに劣ることはありません。お茶を飲む頻度によっては、ティーサーバーの方がコスパがよいケースもあるはずです。
どっちが美味しいお茶を淹れられるか
ティーサーバーもウォーターサーバーも、同じように美味しくお茶を淹れられます。多くのサーバーで使用されている水は軟水ですが、その中でもpH30~80程度の軟水だと、とくに美味しいお茶を淹れられるのです。「お茶を飲む」ことを目的としてサーバーを選ぶ場合は、水のpHにも注目してみましょう。
水道水を使用するサーバーの場合は、浄水機能がついているタイプを選べば美味しいお茶を飲めます。もともと水道水は飲用に適した軟水なので、塩素を取り除けば、美味しいお茶が淹れられる水になるのです。ウォーターサーバーと比べると、ティーサーバーの方が手軽にお茶を淹れられます。どちらでも美味しいお茶が飲めますが、手間や気軽さを考えるとティーサーバーもおすすめです。
本記事では、ティーサーバーとウォーターサーバーの違いを解説しました。ティーサーバーとウォーターサーバーは、排水方法やメンテナンス方法などに違いがあることがわかったかと思います。両者の違いを理解して、自分が使いたい方を導入しましょう。