手軽に飲み物が用意できるティーサーバーとウォーターサーバーですが、導入するならどちらを選ぶべきか迷っていませんか。今回は、ティーサーバーとウォーターサーバーの特徴や違いについてご紹介します。おそらく水以外の飲み物を楽しみたいかどうかでどちらを選ぶのか決まってくるのではないでしょうか。
ウォーターサーバーの特徴
ウォーターサーバーは、基本的に温水・冷水機能が標準装備されていることが主流で、サーバー内に温水用・冷水用それぞれのタンクが内蔵されています。一定の温度に保ち、すぐに給水口から供給できる仕組みで、いつでも温水・冷水を用意できます。
ウォーターサーバーを導入すれば、ボトルの補充作業が少々面倒かもしれませんが、ペットボトルで水を買う必要がなくなり、万が一の災害備蓄用の水にもなるようです。必要な量の水を業者に発注して配達してもらえるため、スーパーやコンビニで購入する手間がかかりません。
さらに、空になったボトルも業者が回収してくれるので、こちらで一般ゴミとして処理はせずに、水の配達に来てもらったときにでも空になったボトルを回収してもらいましょう。ほとんどの場合が無料で配達や回収をしています。
ウォーターサーバーのメンテナンスは、本体に組み込まれている自動洗浄機能に任せるのが一般的です。セルフメンテナンスでは難しい内部の本格的なメンテナンスは1~3年に1回くらいのペースで専門スタッフにお任せしましょう。
ティーサーバーの特徴
ティーサーバーとは、水やお茶、コーヒーなど数種類の飲み物を提供する装置のことで、給茶機とも呼ばれています。お茶の茶葉やパウダー原料をセットしておくだけで、1台で数種類の飲み物がスムーズに用意できます。ボタンひとつで均一の量と同じ濃さの飲み物を注出して、常に一定のおいしさをキープできるのはうれしいポイントです。
さらに、お茶やコーヒーを淹れる手間が省けるため、突然の来客や緊急の会議にも慌てずに提供できます。使用する水は、水道と直接つないで給水するか、あるいはミネラルウォーターの入ったボトルやタンクを設置するなど用途にあったものを選びましょう。
このようにティーサーバーはウォーターサーバーの役割も果たしてくれます。また、オフィスで使用する場合は人数が多く、利用頻度も高くなるため細かい不具合や故障が発生する可能性が高いです。そのため、定期的に専門スタッフがオフィスを訪れ、状態のチェックや保守点検、清掃サービスを行います。
ティーサーバーとウォーターサーバーの違いとは?
ティーサーバーとウォーターサーバーの違いについてですが、ウォーターサーバーが提供できるのは温水・冷水のみです。一方でティーサーバーは、原料をセットするだけで水やお茶、コーヒーなど数種類の飲み物を提供できます。
また、ウォーターサーバーは基本的に排水の必要はありませんが、ティーサーバーは飲み物がこぼれてしまったり、飲み残しを流してしまったりすると注ぎ口の下にある流しを通じて不要な水が出るため排水が必要不可欠です。他にもメンテナンス面で大きな違いがあります。
ウォーターサーバーは業者によっては1~2年間隔で定期点検が必要ですが、自動でクリーニングしてくれる「自動洗浄機能」が付いているものが一般的です。
しかし、ティーサーバーは月に1回または年に2回ほど専門スタッフによる定期メンテナンスをしてもらう必要があります。メンテナンス費用はレンタル費用に含まれていることが多いです。
ティーサーバーとウォーターサーバーどちらを選ぶべきか、それは水以外の飲み物に需要があるのかという点がポイントです。お茶やコーヒーなどさまざまな飲み物を楽しみたいと思っているのならばティーサーバーが便利です。水やコーヒーがメインで他の飲み物はあまり飲まないのであればウォーターサーバーやコーヒーサーバーを選びましょう。それぞれの特徴を踏まえて需要があるほうを選んでみてください。