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ダージリンとアールグレイは何が違う?双方の特徴を理解しよう!

公開日:2023/03/01  最終更新日:2023/02/14


ダージリンとアールグレイという名前は、紅茶に詳しくない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか?どちらもスーパーなどで手軽に買える身近な紅茶です。しかし、ダージリンとアールグレイの違いは何なのか知っている人は少ないかもしれません。今回は、ダージリンとアールグレイの特徴の違いについて解説します。ぜひ参考にしてください。

ダージリンの特徴

まず、ダージリンという名前は、茶葉が生産される地名に由来しています。ヒマラヤ山脈の麓に位置するダージリン地方で栽培されているので、その名がつけられました。地形を活かし、標高2,000mある高地から急な傾斜になっている谷底にかけて栽培されているのが特徴です。

また、ダージリン地方は1日の寒暖差が10℃以上あるため朝晩に霧が発生します。熱帯地方で降雪も少ない環境が上質な茶葉を育てるのに適しており、ダージリンティーの豊かな香りと味わいを生み出しているのです。ダージリンティーは紅茶の中でもとくに有名で、独特のフルーティーな香りとコクのある深い味わいから紅茶のシャンパンと称され、世界三大紅茶の1つにも数えられています。

また、ダージリンティーの収穫時期はファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ、オータムフラッシュと年3回あり、それぞれの収穫時期で味わいが変化するのが特徴です。一番摘みであるファーストフラッシュは若々しく爽やかな香りと程よい渋みがあるのが特徴です。

2番摘みのセカンドフラッシュは、ファーストフラッシュよりも成熟してコクがあり、マスカットフレーバーと呼ばれる独特の香りが特徴です。秋摘みのオータムナルはコクや渋みが増し、深い味わいになります。このころになると風味が豊潤になるので、ミルクティーとも大変相性がよくなります。それぞれ飲み比べて違いを楽しんだり、お気に入りの味わいを見つけたりできるのも、ダージリンティーの楽しみ方の1つでしょう。

アールグレイの特徴

アールグレイは柑橘系の香りが特徴のフレーバードティーの一種です。名前の由来は諸説ありますが、1830年にイギリス首相にもなったグレイ伯爵が柑橘系のフレーバーが付いた紅茶を好んでいたことから、アールグレイと名付けられたという説が有力です。香り付けに使用されるフレーバーはベルガモットが多いですが、レモンやグレープフルーツなどほかの柑橘系のフレーバーが使用されている紅茶もアールグレイに含まれます。

ベースとなる茶葉の種類は決まってはいないのですが、スリランカのセイロン茶や中国茶のキーモンがブレンドされていることが多いです。さまざまな産地の茶葉が使われるため、ブレンドの仕方によって違った香りや味を楽しめるのもアールグレイの醍醐味でしょう。アールグレイは、もちろんミルクティーでも美味しく味わえますが、ベルガモットの香りを楽しみたいならストレートティーで飲むのがおすすめです。

ダージリンとアールグレイの違い

ダージリンとアールグレイの違いは、簡潔にいうと茶葉の銘柄とフレーバードティーの名称ということになります。ダージリンティーは、ダージリン地方で栽培される茶葉から抽出された紅茶のこと。ダージリン地方で取れた茶葉いがいのものをダージリンとは呼びません。一方でアールグレイは柑橘系の香り付けをされたフレーバードティーの総称。使用される茶葉の産地に決まりはありません。ダージリンをベースとしてベルガモットで香り付けされたアールグレイも存在しているほどです。

まとめ

ダージリンとアールグレイは、紅茶の中でも知名度が高いので似たようなものだと思いがちです。しかし、実は茶葉の銘柄とフレーバードティーの名称というまったく違う意味を持つものだったのです。紅茶の世界は奥深く、使用される茶葉やフレーバー、ブレンドの仕方、収穫時期によって違った味わいを醸し出します。いろいろな紅茶を試してみて、お気に入りの香りや味を追求してみてはいかがでしょうか。

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