レンタルティーサーバーは長く使用していると経年劣化や故障が原因で、異音が発生することがあります。最初は軽微なものであっても、やがて気になるレベルになり、夜間に使用するのは躊躇することも少なくありません。そんな時は返品や交換、修理を無料で応じてくれるサービスもありますが、その前に簡単な作業で解決できる場合もあります。
フィルターの目詰まりが原因となる場合も
レンタルティーサーバーには原液と混合する際に使用する水に水道水を利用した場合に生じる独特の塩素の臭みや微細な細菌、埃、塵などをブロックしたり、味をまろやかでおいしくするなどの目的から高性能フィルターを備えた機種があります。
安心安全やおいしさを保てるということはそれだけ多くのものをブロックしている証拠で、長期にわたって使用していると、やがてそのフィルターに汚れが溜まり続けて目詰まりを起こすことがあります。多くのレンタルティーサーバーはスイッチやレバーを操作することでポンプが動作しカップに飲料が注がれますが、フィルターが詰まるとさらに必要分を注ぐために圧力がかかり異音が生じます。
このまま使い続けるとポンプ本体に大きな負担となり、故障の原因となることから早めの対策が必要です。レンタルティーサーバーのメーカーにより交換用のフィルターが提供されており自身で作業を行うケースや、サービスマンが訪問して交換してくれるケースがあります。
インバーターノイズを低減する方法
レンタルティーサーバーの電源部から「ブーン」という電子的な異音が聞こえた場合は、インバーターノイズである可能性があります。電化製品は周囲の影響を受けやすく、同一の系列のコンセントにつながっている場合は他の機器のノイズを受けてしまうのは避けられません。
たとえばタコ足配線をして同じ電源タップにレンタルティーサーバーと強い電磁波を発生する電子レンジや大型のステレオスピーカーをはじめ、エアコンのような安定した大容量の電力を継続的に使用し続けることが必要な機器が接続されている場合、発せられた電磁波がレンタルティーサーバーの電源に干渉してインバーターノイズが発生することがあります。
これを回避するためには、それらの機器と距離を置いた場所に設置するのはもちろんのこと、同一の電源タップでのタコ足回線を避ける、異なる系統のコンセントに繋ぐなどの対策が必要です。できれば壁のコンセントに、レンタルティーサーバー1つのみを接続するのが理想です。
故障かなと思ったらすぐに連絡を
前述の対策を行ってもなおレンタルティーサーバーから異音が聞こえる場合は、故障である可能があります。レンタルティーサーバーを提供している事業者では、もしも届けられて使用したらすぐに異音が発生した場合には初期不良として交換してもらえます。
長期にわたって使用した経年劣化が原因の場合はもちろんのこと、小さなお子さんがいる家庭ではいたずらをしたり、誤って壊してしまった場合でも修理や交換に応じてもらえることがあります。それらのサービスは事業者により月額レンタル料に保険料が含まれていて無料で受けられる場合や、条件によっては別途費用が請求される場合もあります。
レンタルティーサーバーを選択する際は機種の性能や使いやすさ、お手入れのしやすさ、そして何より提供されているお茶や紅茶が好みのフレーバーでおいしいのも重要ですが、長期にわたって使うのであれば修理や交換の保障も考慮して契約するサービスを検討したいところです。
レンタルティーサーバーから異音が聞こえた際には、修理や交換のサービスを依頼する前に自身で簡単に解決できるケースもあります。しかし、自身では対処できないトラブルに遭遇することに備えて、アフターサービスが充実しているレンタルティーサーバーを選択するのがおすすめです。