紫蘇は薬味としてだけでなく、ジュースにもできますが、お茶にできることはご存じですか?紫蘇の葉があれば簡単にできます。ポリフェノールも豊富でアンチエイジングも期待できるため、いつまでも若々しくいたい方におすすめです。そのほかにも、動脈硬化の予防や糖尿病予防も期待でき、生活習慣病を予防したい人にもピッタリの飲み物です。
紫蘇茶とは
紫蘇茶とは紫蘇の葉を使ったお茶のことです。原産地はヒマラヤ・中国南部であり、縄文時代にはすでに日本に渡来して、平安時代に栽培が始まったとされています。紫蘇茶は紫蘇をお湯で煮だすだけのため、渡来もしくは栽培が始まった時点から飲まれていたのかもしれません。
紫蘇茶の味
紫蘇茶は清涼感があるさわやかな味です。飲むと紫蘇の香りが広がるため、紫蘇好きにはたまらないでしょう。ノンカフェインのため、子どもから高齢者まで飲むことができるほか、妊婦さんも安心して飲めます。
紫蘇茶がもたらす効果・効能
紫蘇に含まれる成分は、アンチエイジング・生活習慣病の予防が期待できるため、とてもメリットが大きいです。具体的には以下のような成分があり、紫蘇茶を飲むとさまざまな健康によい効果を期待できます。
α-リノレン酸
悪玉コレステロールの1つであるLDLコレステロールを減らすことで動脈硬化や決戦を予防したり、血圧降下作用で血圧の上昇を抑制したりします。抗アレルギー作用もあり、鼻詰まりや皮膚のかゆみの緩和も期待できます。体の中で生成できない成分のため、積極的にとりたい成分の1つです。
ロスマリン酸
抗炎症作用があり糖尿病の予防、脳の認知機能向上が期待できる成分です。ポリフェノールの1種でもあり、青紫蘇より赤紫蘇に多く含まれています。
ルテオリン
抗アレルギー作用・抗酸化作用のほか、抗ガン作用と肥満・糖尿病防止が期待できる成分です。健康・美容を意識する方は意識して摂取したい成分の1つです。
紫蘇茶のおすすめの飲み方
「紫蘇は好きだけどジュースやお茶は飲んだことがない」と少し抵抗がある方のために、おすすめの飲み方を紹介します。紫蘇のにおいを緩和する方法もあるため、においが苦手な方でもチャレンジできるレシピです。
基本の作り方
用意するものは赤紫蘇と水です。乾燥茶葉の場合は茶葉5gを鍋ややかんに入れ、水1Lを入れて火にかけます。沸騰したら弱火にして5分ほど煮出しましょう。茶こしで茶葉を取り除けば完成です。
なお、赤紫蘇を煮出したお湯にクエン酸などの酸を淹れると、赤みが鮮やかになります。色をきれいにしたいのであれば、クエン酸のほかにリンゴ酢やレモン汁を入れてもよいでしょう。
紫蘇茶+すりおろし生姜
すりおろした生姜を紫蘇茶に入れれば、体の芯から温まるお茶の完成です。毎回生姜をすりおろすのが理想ですが、チューブタイプの生姜でもよいでしょう。
紫蘇茶+はちみつ
紫蘇の香りが気になる方は、はちみつを入れるとよいでしょう。香りが和らいでまろやかになり、紫蘇が苦手でも飲みやすくなります。
紫蘇茶+炭酸水
炭酸が好きな方は炭酸水がおすすめです。紫蘇茶に炭酸水を入れるだけでできます。さっぱりした味わいになるため、夏にピッタリの飲み方でしょう。
紫蘇茶+梅酢
紫蘇入りの梅干しがあるように、紫蘇と梅の相性は抜群です。紫蘇茶に梅酢を入れればさっぱりとして、夏におすすめの味になります。
まとめ
紫蘇茶の効能とレシピを紹介しました。飲み方によっては香りが和らぐため、紫蘇の香りが苦手な方でも飲めるようになるでしょう。紫蘇には抗酸化作用や抗アレルギー作用など、健康によい効果が期待できます。紫蘇好きの方は薬味やジュースだけでなく、お茶にして飲む方法もおすすめです。
乾燥タイプの紫蘇茶はネットショップでも販売されており、500円ほどのお試しパックもあります。「家で紫蘇を育てていない」「飲んでみたいけれど好きになるかわからない」と不安な方は、お試し用から始めるとよいでしょう。