爽やかな香りと味わいで知られる紅茶は、オフィスでも人気の飲み物です。現在はティーパックがあるので、お湯とカップさえあれば手軽に楽しめますが、中にはティーポッドを使った本格的な紅茶を楽しみたい方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、オフィスで美味しい紅茶を淹れる方法や、そのポイントについて解説いたします。
紅茶を淹れる際に必要なアイテム
紅茶道具には「ティーカップ」に「ティーポット」「茶漉し(ティーストレーナー)」「ティーメジャー」「茶葉」「ケトル」などさまざまな種類があります。これらを一気に揃えることは大変ですが、「1.茶葉」「2.ティーポッド」「3.茶漉し(ティーストレーナー)」の3点が必要最低限の道具ですので、まずはこの3点を用意しましょう。
因みにティーポッドは「丸形」「四角型」「壺型」などさまざまな形がありますが、紅茶の抽出には「丸形」かつ「蓋つき」のティーポッドが保温性も高く紅茶の抽出に適しています。また、茶葉の分量を正確に測れる計量スプーンの「ティーメジャー」に、紅茶を蒸らす時間を測れる「タイマー」もあればより便利です。
■紅茶の簡単な淹れ方
ここでは紅茶の簡単な淹れ方についても解説いたします。紅茶を淹れる流れは「1.お湯を沸かす」→「2.ティーポッドに茶葉を入れる」→「3.ティーポッドにお湯を注ぎ、茶葉を蒸らす」→「4.茶漉しでこしながら、カップに紅茶を注ぐ」の4つの流れになります。
以上の4ステップが簡単な淹れ方ですが、他にもティーポッドを紅茶の抽出用と、注ぎ用の2つに使い分ける方法もあります。
因みになぜティーポッドを2つに使い分けるかといえば、ポッドが1つだと紅茶の抽出が進み過ぎてしまい、かえって味が渋くなってしまうからです。そのため必要以上に抽出が進まないよう、別のティーポッドに移し替えて茶葉を取り除いた方が、最後まで美味しく紅茶を味わえるという訳です。
美味しい紅茶を淹れるために意識しておきたいポイント
美味しい紅茶を淹れる簡単なコツは、「水は汲み立てたばかりの水を使う」「茶葉はしっかり蒸らす」の2つです。汲み立てたばかりの水には空気が豊富に含まれていて、この水を沸騰させて茶葉に注ぐと、空気の力で茶葉が万遍なくお湯に混ざり、紅茶本来の味が抽出されやすくなります。
ここで注意点として、水は長時間沸騰させると空気が抜けてしまうため、湧いたらすぐに注ぐようにしましょう。なおこの時、ティーポッド内は空気の力で茶葉が激しく上下する「ジャンピング」と呼ばれる現象が起きることもあります。「ジャンピング」が起きていれば、紅茶がしっかりと抽出できている証拠です。そして茶葉をしっかり蒸らす理由は、蒸らした方が旨味成分をより抽出できるからです。少なくとも3分間、大きい茶葉なら5分間が理想です。
また、紅茶を淹れる際は「最後の一滴まで注ぎきる」こともコツです。紅茶の世界では最後の一滴のことを「ゴールデン・ドロップ」と呼んでおり、味わいや旨味が濃縮されています。つまり最後の一滴が紅茶の最も美味しい部分になりますので、ぜひともコツを押さえておきましょう。
ティーサーバーなら手軽に楽しめる!
ここまでオフィスで紅茶を淹れる方法について解説してきましたが、道具を揃え、紅茶を淹れる手間暇を考えると「わざわざ紅茶一杯のために、そんなに時間もかけられない」といった方が多いのではないでしょうか?
そこでおすすめなのがティーサーバーの導入です。ティーサーバーがオフィスにあればいつでもボタン1つで紅茶が楽しめる上、好みによってお茶やコーヒーなど、好きな飲み物を選べる魅力もあります。
他にもティーサーバーがあれば外に飲み物を買いに行く手間も省け、急な来客時にも素早く対応できるメリットもあります。何より飲み物を通して「気分をリラックスできる」ことがティーサーバーの大きな魅力であり、事実最近では多くの企業が福利厚生の一環としてティーサーバーを導入しています。
その結果従業員の満足度やモチベーションも上がりやすくなるので、ティーサーバーの導入は、紅茶を手軽に楽しめるだけではなく、従業員の満足度を高める方法としても非常に有効な手段なのです。
紅茶は道具を揃えて淹れて飲むと、美味しさはもちろん、より優雅なひと時を味わえます。とはいえ道具一式をわざわざオフィスに持ち込むのも億劫なものです。そんな時にティーサーバーがあれば、手軽に紅茶を楽しめるだけではなく、気分に合わせてさまざまな飲み物を楽しむことができます。メーカーによっては無料トライアルを実施しているところもありますので、興味があればこの機会にぜひ一度検討してみてください。