紅茶はインフルエンザウイルスにも効果があることをご存じでしょうか?「リラックスできる」「健康によい」といった理由で休憩中に飲まれる方も多くいらっしゃるかと思いますが、実は紅茶はインフエンザ予防にも効果的な飲み物なのです。そこで今回は、紅茶がなぜインフルエンザに効果的なのか、その理由について解説いたします。
紅茶はインフルエンザ予防に効果的
紅茶にはポリフェノールの一種である「紅茶ポリフェノール」が含まれています。この「紅茶ポリフェノール」が近年、インフルエンザ予防に効果的なことが明らかになっているのです。たとえば紅茶を飲むだけで、喉に付着したインフルエンザ菌の働きを下げる働きや、わずか15秒でインフルエンザの感染力を99.9%も下げることが研究により明らかになっています。(バイオメディカル研究所や、三井農林が運営する「お茶科学研究所」の研究より)
他にも紅茶ポリフェノールはインフルエンザの従来型、新型問わずどのような種類にも効き目があり、またウイルスに感染した人が飲めば、周囲への感染力も弱められることが分かっています。このように紅茶はインフルエンザに対して有効な作用が数多くあるため、インフルエンザ予防にとても効果的な飲み物なのです。
■紅茶がインフルエンザに効く理由
紅茶でインフルエンザ予防できる理由は、紅茶ポリフェノールに含まれる「テアフラビン」という成分にあります。テアフラビンは強い抗ウイルス作用を持っていることが特徴で、インフルエンザの「スパイク」という突起物を覆うことで、感染力を失わせる働きがあります。
他にもテアフラビンには、血糖値の上昇や脂肪吸収を抑える特徴もあります。つまりインフルエンザ以外にも糖尿病や動脈硬化、肥満といった生活習慣病の予防が期待できるのです。
インフルエンザ予防のために紅茶を飲むときの注意点
紅茶をインフエンザ予防のために飲む際、砂糖やハチミツを入れて飲んでも問題ありませんが、ミルクを入れて飲むことだけは避けましょう。これはなぜかといえば、ミルクに含まれるタンパク質がテアフラビンの効力を奪ってしまうからです。
また、豆乳やマシュマロも同様にタンパク質が含まれているので避けた方が賢明です。それでもミルクティーを楽しみたいという場合には、始めの1、2杯だけストレートティーで飲み、その後でミルクを入れるとよいでしょう。
もう1つ注意点として、ペットボトルの紅茶は製造過程でテアフラビンが失われてしまう可能性があるため、紅茶はできる限りティーバックや粉末、リーフティーで飲むことをおすすめします。因みに紅茶の温度はホット、アイス関わらずインフルエンザに効力がありますので気にする必要はありません。
また、濃度も1/10まで薄くても効果がありますので、出がらしでうがいをして、予防効果をさらに高めるのもおすすめです。
オフィスのインフルエンザ予防に!
インフルエンザは感染力が強く、日本では毎年1000万人、10人に1人が感染するともいわれています。現在は新型コロナウイルスの感染対策によって減少傾向ですが、それでも脅威には変わりありません。万が一多くの従業員が感染すれば大きな混乱につながる恐れもありますので、何らかの対策を実施する必要があります。
そこでおすすめなのが、ティーサーバーの導入です。ティーサーバーを導入し、インフルエンザの流行時期に紅茶が予防効果につながることを周知すれば、従業員もオフィスで紅茶を飲むだけなので、手軽かつ効果的にインフルエンザ予防できます。もちろん感染対策だけではなく、さまざまな飲み物がボタン1つで飲めるティーサーバーは気分転換にも最適なので、従業員の満足度も高まるでしょう。
他にも来客時にすぐ対応できたり、飲み物を外に買いに行く手間が省けたりといったメリットもあります。このようにティーサーバーは職場環境の向上に大きく貢献できる上、リスク対策にもつながるのです。現在はティーサーバーのレンタルサービスを提供する企業も数多くありますので、興味があれば一度検討してみてはいかがでしょうか?
紅茶に含まれる「紅茶ポリフェノール」には、インフルエンザの感染力を99%無力化する働きがあります。そのため紅茶はインフルエンザ予防にとくにおすすめできる飲み物です。オフィスにティーサーバーを設置すれば紅茶を飲んで手軽にインフルエンザ予防できる他、リラックスしやすい環境ができるなどのメリットもありますので、興味があればこの機会に、ぜひ一度検討してみましょう。