ティーサーバーの導入を検討しているときに電気代が悩みの種になることがあります。レンタルすると毎月の光熱費が大きくなり過ぎてしまうのではないかと懸念されると導入をためらってしまうでしょう。ティーサーバーをレンタルすると電気代は上がってしまうものなのでしょうか。
少しとはいえ上がってしまう
ティーサーバーを導入して使用しているとどうしても電気代は上がってしまいます。サーバーを動作させるためにもメンテナンスをするためにも電気を使用しているからです。大まかに言ってしまえば、電気をたくさん使っているところは二つです。
お茶を淹れるためには水を加熱して高温にする必要があるので熱を電気から作り出さなければなりません。また、お茶を出すためには圧力をかけてお湯を流さなければならないため、ポンプを使っているのが一般的です。
この二つはお茶を淹れるためには欠かせないものなので、どうしても電気を使わざるを得ません。他にもライトが点灯している場合が多く、電源を入れているだけで、お茶を淹れなくても電気を消費していきます。
節電したいというときには使用回数をできるだけ減らすのが最も効果的ですが、それではティーサーバーを導入する意味がなくなってしまいます。お湯の温度を下げるというのが少しは節電になる方法でしょう。たくさん使用している場合には明確な差が見えてくる可能性があります。
しかし、それ以外の部分はなかなか節電しづらいのが実情です。
使わないときは電源を落として良いのか
ティーサーバーは電源が入っているだけで電気を消費してしまうので、使わないときには電源を落とすかコンセントを抜いてしまえば良いと考える人もいるでしょう。確かにそれによって節電できるのは事実ですが、実は説明書を読むと禁止事項として記載されている場合がほとんどです。
ティーサーバーは衛生的に使えるようにするために自動洗浄機能が付いていることが多いからです。定期的にポンプを動かして熱湯を循環させることにより、サーバーの中に混入してしまった雑菌を殺すシステムが導入されています。電源を切ってしまうとこのようなメンテナンス機能が稼働しないため、安心して使えるティーサーバーではなくなってしまうのです。
このため、節電したいからといってコンセントを抜いてしまうのは得策ではありません。もしそれが原因で食中毒などが起こっても、業者は説明書に注意がはっきりと書かれていると主張し、責任を取ってくれることもないでしょう。
節電するにはサーバーを厳選しよう
なんとかして電気代を極力上がらないようにしたいという場合には、レンタルするティーサーバーをよく比較して厳選しましょう。消費電力ができるだけ小さいサーバーを選べばそれだけ安上がりにできると考えられます。
エコ機能を重視しているサーバーも増えてきているため、必要がないときに自動的にポンプを停止させて電力を使わないようにするなど、各社が工夫を凝らしたサーバーも借りることが可能です。また、タイマー機能があって電源を一時的にオフにできるサーバーもあります。
実際にこのような機能があることによってどのくらいの効果があるかはケースバイケースで、利用する現場による違いも大きいのは確かです。ただ、むやみに電気を使ってしまうサーバーよりは電気代を抑えられるでしょう。
ティーサーバーは電気を使って水をお湯にしているのでお茶を淹れていると電気代がかさんでいくのは確かです。また、ポンプを動かすのにも電気を使用していて、自動洗浄をするときにも必要なものなので電源を安易に落として節電することはできません。
お湯の温度を下げるのが数少ない効果的な節電方法です。あるいは少しでも電気代が上がらないようにしたいと思ったら、省エネの機能が付いていて消費電力が小さいサーバーを選ぶのが賢明でしょう。