オフィスにティーサーバーがある場合、またはこれから設置しようと思っている場合は、ジンジャーティーを導入してみてはいかがでしょうか。たくさんあるフレーバーティーの中でも人気が高く、ほのかな辛味が仕事の合間のリフレッシュに役立ちます。今回はジンジャーティーの主な効能や飲む際のおすすめのタイミングについて解説します。
ジンジャーティーとは?
ジンジャーティーはフレーバーティーの種類のひとつです。フレーバーティーとは茶葉に香りをつけたもの。よく紅茶の一種と間違われますが、紅茶ではありません。ジンジャーティーは生姜の香りをつけた茶葉を用い、ピリッとした辛味が特徴です。ジンジャーティーをそのまま飲むほか、さまざまなアレンジレシピを用いることで、幅広い味を楽しめるでしょう。
ジンジャーティーの主な効能
ジンジャーティーにはどのような効能があるのでしょうか?主なものを全部で6つ見ていきましょう。
血行の促進
生姜に含まれているギンゲロールという成分には、血行を促進する効能があります。血行がよくなると身体がポカポカと温まるため、とくに冷え性の人におすすめです。また、一時的に汗をかきやすくなることから、デトックスやむくみの解消にもつながります。
消化の促進
生姜には消化を促す効能があります。そのため、吐き気や嘔吐、胃の不調などを感じるときにジンジャーティーを飲むと、改善が期待できるでしょう。レモンやミントを加えると、さらに吐き気を抑える効果がアップします。
身体の炎症を抑える
3つ目は身体の炎症を抑える効能です。前述したギンゲロールには抗炎症作用があるため、継続的に摂取することで、変形性関節症や関節リウマチなどがといった身体の中で起きている炎症を抑える効果が期待できます。
つわりの改善
妊娠している女性の中には、ひどいつわりで苦しんでいる人がいるかもしれません。生姜にはつわりの症状を和らげる働きがあるとしている研究結果があり、妊娠中の女性におすすめです。
口臭の軽減
5つ目の効能は口臭の軽減です。ギンゲロールは唾液の中にある酵素を活性化させる役割を持ち、酵素が活性化することで口臭の原因菌が分解されます。摂取してから比較的短時間で効果が表れるとされているため、臭いが気になったときに飲んでみるとよいでしょう。
記憶力や認知機能の向上
記憶力が悪くなったり、認知機能が衰えたりする原因はさまざま。もし原因が脳の炎症によるものだった場合、ジンジャーティーが役立つかもしれません。先で述べたようにギンゲロールには抗炎症作用があり、脳の健康にも役立ちます。ある研究によると、ジンジャーエキスを2か月間服用した中年女性たちは、記憶力と認知機能がどちらも向上しました。
ジンジャーティーを飲むおすすめのタイミング
ジンジャーティーを飲むタイミングは決まっていません。たとえば、寒い冬の朝に出勤し、まだオフィスが暖房で暖まっていないときに飲むとよいでしょう。冷えた身体がポカポカと温まります。また、胃腸の調子が悪い場合は、食事の前後に飲むと調子が改善されるでしょう。体質改善を目的に飲むなら、1日3回位を目安にするのがおすすめです。
まとめ
ジンジャーティーは茶葉に生姜の香りをつけたものを指します。生姜には血行の促進や消化の促進、炎症を抑える効能などがあり、健康的な生活に役立つものです。オフィスでは出勤直後や仕事の合間、昼食の前後などに飲めば、それぞれに合ったうれしい効能を得られるでしょう。砂糖やはちみつを加えたり、レモンやミントをつけたり、牛乳と割ったりと、楽しみ方は多岐に渡ります。うれしい効能が満載なジンジャーティーを、上手に取り入れてみはいかがでしょうか。