お茶の濃さにこだわりがある人は多く、薄いのが好みの人もいれば濃くないと飲めないという人もいます。茶葉と急須を使うか、ティーバッグを使用すれば自由に変えることができますが、ティーサーバーの場合にはできるのでしょうか。導入を検討しているときに知っておきたい重要なポイントなので詳しく紹介します。
濃さの調節機能付きのサーバーもある
ティーサーバーの中にはお茶の濃さを調節できる機能が付いているものもありますが、全く調節できないサーバーもあるというのが実態です。調節可能なものであってもサーバーによって機能の詳細には違いがあるので注意しなければなりません。
典型的なのは三段階調節が可能なものです。「濃いめのもの」「普通のもの」「薄めのもの」から矢印キーや番号などを押すことで選べる仕組みになっています。
もっと機能が優れているサーバーの場合には五段階で選べるようになっていて、かなり濃いのとすごく薄いのも飲むことが可能です。お茶の濃さにこだわりがある場合には、このような機能が充実しているティーサーバーをレンタルしたほうが良いでしょう。
どのようにして調節しているのか
濃さはどのようにして調節しているのかと気になる人もいるでしょう。ティーサーバーではコップを置いてスイッチを押せば、コップの中にお茶が入る仕組みになっています。ティーバッグのようにコップの中で時間をかけて抽出しているわけではないので、どんなカラクリになっているのかが疑問になるのももっともなことです。
調節の仕方は大まかには三通りに分けることができ、どんなお茶を使用しているかによってまず二種類に分けられます。レンタルティーサーバーとして比較的多い、パウダー状のお茶を使っている機種の場合、原理は簡単です。
そのパウダーの量を変更することによってお茶を濃くすることも薄くすることもできるのは容易に想像できるでしょう。
もう一つのケースとして挙げられるのが茶葉を使用している機種で、この場合には抽出時間を変えている場合がほとんどです。お湯の量は同じで抽出にかける時間を長くすれば濃いお茶になり、抽出時間を短くすると薄いお茶になるという仕組みになっています。
この二つとは別の方法で調節しているパターンとして挙げられるのが、お湯を後から追加して調節するというものです。最も濃い設定のときに合わせたお茶を抽出して、お湯を加えることにより調節するというやり方で設定された濃さに仕上げています。
調節機能が必要かどうかをよく考えよう
一般的には機能が優れているサーバーほど利用するのにかかる費用が高くなってしまいがちなので、調節機能が必要かどうかはよく考えて決めるのが大切です。お茶の濃さについていろいろな好みを持っている人がいるオフィスでティーサーバーをレンタルする場合には調節できたほうが良いと考えることができるでしょう。
しかし、お茶があればそれで十分という人しかいないのなら必ずしも調節できなくても問題はありません。また、こだわりがある人が多かったとしてもお湯を出せる機能があれば薄めてもらうこともできます。濃い目のお茶を入れられるティーサーバーとお湯があれば各自で自由に好きな濃さにしてから飲むことが可能なのです。お湯を出せる機能がなかったとしても、近くに電気ポットを置いておけば問題はありません。このような運用の仕方もあることを考慮して決めるようにしましょう。
レンタルティーサーバーは機種によってお茶の濃さを調節できるかどうかが異なり、何段階で調節可能かにも違いがあります。パウダー式の場合にはパウダーの量を変えるのが一般的で、茶葉を使用しているときには抽出時間を調節している場合がほとんどです。
中には濃いめに淹れて、お湯で薄めることにより調節しているものもあります。どの場合でもレンタルにかかる費用がやや高くなるので、現場で使用するうえで本当に必要なのかをよく考えて選ぶようにしましょう。