レンタルティーサーバーは届けられたらそのまま設置して簡単な操作をするだけで、カップにおいしいお茶が注がれ手軽に飲める便利な機器です。平時ならば風味や味を楽しみながら効率よくお仕事や勉強を進めたり、おしゃべりをしてコミュニケーションの潤滑油となる大切な時間を提供するものですが、昨今ではコロナ対策が気になるところです。
まずは基本的なコロナ対策を徹底する
コロナ対策にはマスクの着用や咳エチケット、手洗いなどの徹底が求められており不特定多数が利用するレンタルティーサーバーだからこそ、より強く意識をして気を付けたいところです。多くのレンタルティーサーバーではカートリッジやタンクを充填して、スイッチやレバーを操作することでカップにおいしいお茶が注がれる仕組みです。
作業をする前に薬用石鹸で丁寧に手洗いをしたり、エタノールを含有した消毒液を手のひらに適量を塗布して乾く程度まで全体に擦り込み、手や指の消毒をするのはもちろんのこと、場合によっては薄手のビニール手袋を装着することも検討します。
これまでにレンタルティーサーバーの作業や操作を介した感染事例が報告されたケースはありませんが、不特定多数が触れる可能性のある機器の安心安全を担保するためにも気を付けたいコロナ対策です。また、事前のコミュニケーションも大切で、どのようなコロナ対策をした上でレンタルティーサーバーに触れているのかをお互いに理解しておくことで気持ちよく利用できます。
レンタルティーサーバーに備えられている機能
いくつかのハイエンドモデルのレンタルティーサーバーの中には安心安全を提供したり、お茶や紅茶の味をよりおいしくする目的から浄水器に匹敵するような機能を備えた製品があります。カートリッジやタンクの交換の際には、どんなに気を付けていても埃や塵、細菌などが周囲に存在していれば入り込んでしまうのを完璧に防ぐのは不可能といっても過言ではありません。
そこでレンタルサーバーの一部にはフィルターが備えられており、カップに注がれる前の段階でミクロ単位の分子さえもブロックしてくれるものもあります。
また、原液と水やお湯を混合するタイプの機種では、水道水を使用していた場合には含有されている塩素などから来る独特の臭みを取り除くことができ、味がまろやかでおいしくなるのも嬉しいところです。もちろんこれらの高品質なフィルターを備えているレンタルティーサーバーは、備えていないモデルと比較して若干のコスト増となりますが、安全安心とおいしさを両立できることからもおすすめです。
新しい生活様式に合わせた環境を構築する
コロナ対策として新たな生活様式が提唱され密閉、密集、密接の「3つの密」を避けることが求められています。これまでも、日頃からコロナ対策を徹底していても休憩時間や飲食の際におしゃべりをして飛沫を吸引したことが原因で感染してしまったという例も報告されました。そのため、マスク会食というアイデアが提示され、多くの方が日常生活に取り入れているケースも増えています。
レンタルティーサーバーでお茶を楽しむ際も飛沫感染に充分注意することが必要です。換気のできる場所に設置するのはもちろんのこと、高性能フィルターを備えていたり、お手入れが簡単で短時間で済む機種を選ぶことも大切です。
また、ソーシャルディスタンスを保つために座って飲む場所には充分なスペースを取るために椅子やテーブルなどのレイアウトも工夫します。さらに、飲む際にはできるだけ会話をせずに距離を取り、そのレンタルティーサーバーで作ったお茶のおいしさについておしゃべりをしたい場合は、まずはできるだけ黙ってその味や風味を堪能し飲み終わってからマスクをして話すということも検討したいところです。
多くの方がコロナ対策で疲れを感じている昨今ですが、多くのレンタルティーサーバーには既に高性能フィルターなどが備えられており、そのままでいくつかの対策ができる機種も存在しています。あとは利用者のちょっとした運用の工夫次第で、より安心安全を高めつつおいしいひと時を過ごすことができます。