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世界三大紅茶とは?それぞれの茶葉の違いについて理解しよう!

公開日:2022/04/15  最終更新日:2022/04/13


「世界三大紅茶」はご存じでしょうか?紅茶を飲む人であれば聞いたことがあるかもしれません。インドの「ダージリン」、スリランカの「ウバ」そして中国の「キーマン」が世界三大紅茶と呼ばれています。茶葉の種類はインド種と中国種の2種類あり、それぞれ栽培されている地方が異なります。

世界三大紅茶とは?

三大紅茶というのは、冒頭でも説明したように商品名ではなく、産地を指すようです。次の項でインドの「ダージリン」、スリランカの「ウバ」、中国の「キーマン」のそれぞれの違いをもう少し細かく説明します。

日本人の嗜好に合いやすいインド原産の「ダージリン」

インドで唯一栽培に成功したといわれる中国種の茶葉で、日中と朝晩の温度差が激しい高地で栽培されています。クオリティシーズンは年に3回あり、一番おすすめしたいのは一番摘みの3~4月の「ファーストフラッシュ」といわれる茶葉。優しい淡いオレンジ色と爽やかなマスカットのような香りをストレートティーで味わってみてください。抽出時間は5分が目安です。

5~6月に摘まれる「セカンドフラッシュ」はファーストフラッシュのものに比べると、日本茶を彷彿とさせる少し強い渋みの味と香りが出てくるので、ミルクを少し入れて飲んでも美味しい深い味わいになります。10月に収穫されるオータムナルはさらに味が渋くなります。紅茶の上級者向けの強い渋みと味わいです。

甘い香りが特徴的なスリランカ原産の「ウバ」

7~8月になると乾いた季節風が吹く高地で栽培されるウバ。紅茶好きからするとミルクティーのために作られたのでは?と思うほど、ミルクとの相性が抜群の紅茶。8~9月に収穫されます。カップに注ぐと見惚れるほどの深い赤色。

味はソフトな渋みで、ミルクを入れても負けない爽やかなミントの香りとフルーティーな香りをあわせ持つウバはミルクティー好きにはぜひ飲んでいただきたい一杯です。最初は少しストレートで飲んでみて、途中でミルクを入れて味変するのも楽しいです。抽出時間の目安は3分、ミルクティーなら+1分で濃いめに入れてください。

上品かつスモーキーな香り漂う中国原産「キーマン」

亜熱帯の地域に属するキーマンは紅茶の栽培に適しているといわれていますが、同じように紅茶の栽培に適しているといわれるスリランカやアッサムとはまったく違う味わいの紅茶です。元々緑茶の産地だったこのキーマン地方ですが、17世紀から18世紀なかばにかけてヨーロッパで紅茶が人気になったのを期に紅茶の栽培に切り替えられて、今では有名な紅茶の栽培産地のひとつになりました。

フレーバーティーで有名なアールグレイティーは、このキーマンがよく使われます。キーマンにベルガモットの香りを移してできあがったのがアールグレイティーです。他にもいろいろなブレンドで作られるアールグレイティーがありますが、この組み合わせが一番主流なのではないでしょうか。

フレーバーティーにされていないプレーンの状態のキーマンもとても味わい深くてよい紅茶です。4~5月のクオリティシーズンに採れる最高級品のものは濃い赤色、オリエンタルをイメージさせる甘いハチミツのような香りでイギリス王室でも飲まれているほどの人気ぶり。優しい渋みなので、ストレートティーで味わってほしい一杯です。クオリティシーズンを過ぎたものは苦みも香りも強くなるので、ミルクティーのほうが美味しく飲むことができます。

 

今回は「世界三大紅茶」について詳しく紹介しました。「紅茶は種類が多くて分からない!」そんな人はこの三大紅茶から試してみることをおすすめします。日本茶でも6月に新茶が出回るように、紅茶にもベストシーズンがあり、茶葉の種類によってそれの時期はさまざまです。それぞれの新茶が出回る季節をチェックして、ぜひベストクオリティのものを召し上がってみてください。あなたの紅茶に対するイメージがきっと変わります。

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