外国のお茶のイメージが強い「紅茶」。ティータイムという言葉があるように、リラックスしたいときに紅茶を飲む人が多いのではないでしょうか。フルーティーな香りが特徴の紅茶ですが、実際にどのように作られているのかをご存知ですか?今回は「そもそも紅茶ってどんなお茶なの?」と疑問に感じる人に向けて、紅茶の基礎知識をご紹介します。
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そもそも紅茶とは
紅茶は「カメリア・シネンシス」という茶の木の新芽を摘み、発酵させて作る「発酵茶」と呼ばれるお茶です。日本ではお茶といえば緑茶が一般的ですが、実は世界で1番多く飲まれているお茶は「紅茶」なのです。世界に普及するお茶の約70%を占めており、多くの国々で愛されています。紅茶の生産地は20数ヶ国もあり、インド、スリランカ、中国が主要産地です。
紅茶にはさまざまな種類のものがありますが、世界三大紅茶と呼ばれる「ダージリン」「ウバ」「キーモン」などが有名です。香り高くコクがあるためストレートで飲むのもおすすめですが、ミルクティーやレモンティーなど、甘めの紅茶としても楽しめます。レンタルのティーサーバーの紅茶は、ストレートの紅茶はもちろん、砂糖やミルクを足すことでお好みのフレーバーにできるのもうれしいポイントです。
紅茶の製造方法
紅茶は「カメリア・シネンシス」という茶の木の新芽を摘み、発酵させて作ります。時間をかけて発酵し、ティーサーバー用の紅茶になったり、カフェの紅茶になったり、私たちがよく見かける姿になるのです。
■採取〜萎凋(いちょう)
まずは、茶葉の新芽を人の手で丁寧に摘みとります。次に摘み取った新芽をしおれさせるために数時間寝かせる萎凋というステップへ。茶葉をしおれさせることにより、発酵の準備が整います。
■揉捻(じゅうねん)
茶葉がしおれたら、専用の機械で入念にもんでいく揉捻のステップへ。圧力がかかることで茶葉の組織や細胞が壊れ、酸化酵素が空気に触れて発酵がスタートします。
■発酵〜乾燥
揉捻で塊になった茶葉をほぐしたら、湿度や温度がコントロールされた部屋で茶葉を寝かせます。時間とともに発酵が進み、茶葉が赤褐色に変化。花や果実のような香りが強まり、コクのある味わいになります。茶葉が適度に発酵したらいよいよ仕上げです。熱風を当てて発酵を止め、ふるいにかけてグレード別で出荷されます。
紅茶の成分や効能
フルーティーでコクのある風味が人気の紅茶ですが、実は成分も優れています。紅茶には、タンニン、テアニン、ビタミン、カフェインが含まれており、これらはどれも健康や美容にうれしいものばかり。レンタルのティーサーバーは、紅茶の成分を気軽にとれるので忙しい人にもおすすめです。
■タンニン
タンニンはポリフェノールの一種です。タンニンは生活習慣病や下痢の予防や改善、肌をひきしめる効果や美白効果などが期待できます。
■テアニン
テアニンはアミノ酸の一種でリラックス効果があるといわれています。「お茶を飲むとほっとする」とよくいわれるのは、テアニンのおかげ。緊張にかたむいた神経を抑え、リラックス時にはたらく副交感神経を優位にします。
■ビタミン
ビタミンは抗酸化作用のあるビタミンE、糖質の分解を助けてくれるビタミンB1が含まれています。ビタミンEは血管を健康に保ったり、赤血球の破壊を防いだりする効果があるため、老化防止におすすめです。ビタミンB1も、糖質過多になりやすい現代人にとってはうれしい成分でしょう。
■カフェイン
紅茶のカフェイン量は、なんとコーヒーの約半分以下。「カフェインのとりすぎはよくない」といわれていますが、紅茶はコーヒーに比べてカフェイン量を抑えやすく、仕事中の飲み物としてもおすすめです。
紅茶は美味しいだけではなく、成分も優秀なお茶です。紅茶を飲むためには専用器具が必要になることもありますが、レンタルのティーサーバーではボタンひとつで簡単に飲めるのがうれしいポイント。忙しいときや業務の合間に、美味しい紅茶がサッと入れられます。ランチやおやつとの組み合わせもいい紅茶。ぜひ日々の生活に紅茶を取り入れてみませんか?